巻頭言
暑い夏が未だに続いているような天気が続きますが、朝夕の涼しさに秋の訪れを感じる今日この頃です。
園では子ども達の運動会の練習が盛んです。
今回の運動会もお子さん達にとりましても、保護者の皆様にとりましても素敵な経験になってくれることを望んで、教職員一同一生懸命に取り組んでいます。
練習の中でお子さん達がどんどん成長する姿が見られていますし、先生達も日に日に気持ちがこもってきて、練習に熱が入っています。
どうぞ練習を頑張っているお子さんを褒めてあげてください。
運動会の練習はお子さん達にとって、大きな成長の機会になることを私達は感じています。
実際に運動会を通った後のお子さん達は、ひと回り大人びてくるのです。
競技に向かう姿勢や集中して一生懸命に演じる姿には大人として見ていても胸が熱くなるような感じがしますし、バルーンで技が決まった時など感動で鳥肌が立ったりします。
お子さん達が園での練習だけでなくて、お家に帰ってからも運動会の練習をしているとお聞きするケースが増えていて、そういう姿からもやる気が感じられて嬉しいです。
また、練習の中にも一人一人の個性が表れていて、勝負にこだわるお子さんや勝ち負けはあまり気にならないお子さんもいます。リ
レーの練習では負けたチームのお子さんが悔しくて泣いたりする姿や、バトンの受け渡しを自発的に練習し合う姿などが見られます。
今、小学校の運動会では一学年2競技になったりと全般的に縮小傾向が見られますが、園ではできるだけお子さん達に達成感を味わっていただきたいので参加種目は相変わらず多めです。
先日の敬老の日参観もすてきでした。
祖父母さん達のお孫さんに注ぐ温かい視線とほほえみがとても印象的でした。
お孫さん達のゲームや踊り、歌がとても楽しかったと皆さんが言ってくださり、こちらも心が温かくなりました。
運動会の後には秋の遠足、お店やさんごっこ、クリスマス祝会など楽しい行事が続きます。どうぞ楽しみになさっていてください。
保育者から
ゆり組
敬老参観の際、祖父母の皆様が「手のひらを太陽に」を歌ってくれ、歌詞に出てくる生き物をしおん先生が紹介してくれました。
馴染みのない生き物のオケラ。
図鑑で探してみてねと話があると、虫好きのA君はすぐに「オケラ探す!」と図鑑を見ていました。
しかしどの図鑑を見てもオケラが見つからず。
頭を悩ませていると、B君が「ケラっていう虫がいるよ」と教えてくれ、探してみることに。
すると図鑑に載っていて、オケラ=ケラということが分かりました!
自ら調べるA君、知ってることを友だちに教えるB君。
こうやって色々な学びが深まっていくのだなぁと感心した場面でした。
最近は子どもたちの方が物知りになってきて、昆虫、生き物、恐竜のことは、クラスの博士たちにほとんど教えてもらっています。
知識とともに、子どもたちが抱く「これは何で?」の疑問も深まっていて、そこが気になるのか〜!と思いもよらぬことを聞かれたりします。
子どもたちの探究心にしっかり答えながら過ごしたいなと思います。
ばら組
ようやく涼しくなってきて、外で遊べる日も増え、元気にドロケイで走り回っている子もいれば、虫探しに夢中で、♪ばったみつけたの歌のように、静かにそうっと虫を捕まえようとしたりする姿が見られます。
そしていよいよもうすぐ運動会ですね。
ゆり組さんと行うマスゲームでは、昨年の可愛らしい踊りとは打って変わって和な曲に合わせ、凛々しい顔をして「ハっ!」と力強く踊ってくれていてすごくかっこいいです!
踊りが大好きな「法被こびと」がばら組さんの部屋にやってきてやる気は上がる一方です(笑)
※法被こびとについては是非お子さんに聞いてみてください^^
そして、一学期からずっと練習してきた積木体操は、子どもたちも自分で流れを覚え始め、かっこよく技も決まるようになってきました。
今年は難しい「だるまおき」にも挑戦し、コツコツ練習を積み重ねてきました。
積木体操の練習を経て、難しいことを諦めずに何回もチャレンジする姿が見られたり、強い心が育ってきているなと感じます。
当日は子どもたちが「やりきった!」「練習沢山頑張ってよかった!」と達成感を味わってくれたらいいなと思っています。
私も内心ドキドキですが、子どもたちに緊張がうつらないようしっかり気を引き締めて本番を迎えたいと思います。
すみれ組
暑くて長かった夏休みが終わり、2学期が始まりました。
1学期は仲の良いお友達と遊ぶことの多かったすみれ組さんですが、最近は色々なお友達に「一緒に遊ぼう!」と声をかけて遊んだり、ご飯やおかえりの時に隣の席に座るお約束をしたりと、お友達との関わりも増えてきていています。
今学期の一大イベントのひとつ、運動会に向けて玉入れやお遊戯の練習も頑張っています。
必死に赤白の玉を投げる姿や、小さな海賊に変身して、音楽に合わせて踊る姿がとても可愛らしいです。
また、先日はゆり組さんが練習していたパラバルーンを見て「やってみたい!」と、部屋にある風呂敷を使ってさっそく真似をしていました!
みんなを応援するメガホンを作ったり、毎日運動会の歌を歌ったりもして、やる気満々なすみれ組さん。
初めてで緊張もあると思いますが、練習でたくさんパワーをためて、初めての運動会を楽しんでくれたらと思っています。
ちゅーりっぷ組
長い夏休みが明け久しぶりの登園に緊張していた子たちも、回数を重ねるにつれ少しずつちゅーりっぷ組での生活を思い出し元気に遊べるようになってきました。
2学期最初の第10回目は自由遊び、第11回目はパネルシアター『ひよこちゃんのこんなになっちゃった!』をみんなで見ました。
様々な果物を食べるたびにひよこちゃんの体が食べた物と同じ色に変化していくという内容なのですが、「赤になった!」と気付いたことを教えてくれたり、「次は緑かな」と1つ先の展開を予測しわくわくしながら楽しむ姿がありました。
そして第12回目は初めてのりを使いみんなでぶどうを作りました。
初めてののりの感触に戸惑う子もいましたが、真剣な表情で小さな指先をくるくる動かしおいしいぶどうを作る事ができました。
出来上がったものを壁に貼り、ぶどう狩りごっこをすると「見て!取れたよ!」と嬉しそうに自分が作った作品をお家の人に見せていました。
1学期の頃は親子での関わりがほとんどでしたが、2学期に入り少しずつお友達への興味が出てきたようで「一緒に遊ぼ!」と声をかけたり「はい、どうぞ」と物の貸し借りをする姿も見られるようになってきました。
まだまだ思うようにいかず自分の気持ちと葛藤したり時には涙を流す場面もありますが、「お友達と遊ぶのも楽しいな」と感じてもらえるよう様々な経験のお手伝いをしていけたらと思います♪



