巻頭言

 6月になりました。

いよいよ夏の到来です。

木々の緑が目にまぶしくて、伸びてゆく姿に力強さを感じます。

若い芽にお子さん方の成長する姿が重なり、とても嬉しく思います。

年少さんも、自分から元気なあいさつをしてくれるようになって来ました。

 また、先日行われた自由登園には19組のご家族が来てくださりとても楽しげな雰囲気でした。

遠足も良かったと思います。

いつでも遊びに行ける大宮公園ですが、お友達や先生たちが一緒にいるだけで公園がすてきな場になって、お子さん達も本当に楽しそうでした。

たくさんの楽しい経験を積んでもらいたいと心から思いますし、その為に何ができるかなぁと教職員みんなで工夫しています。

 私は毎年同じことを書いているのですが、今年もお散歩について書かせていただきます。

楽しく親子のコミュニケーションを取るのにお散歩はとっても良いですよ。

気が向いたら手をつないでお出かけしましょう。

目的地を設けても良いし、何となく気の向くままに好きなように歩いてみてください。

道端の草花や虫や、色々な道や景色を楽しみながら、お喋りをしながら歩くのは楽しいです。

お金もあまり要りません。

疲れたら休んで、コンビニでアイスやジュースを買っても良いでしょう。

遠くまで歩いたら、バスや電車で帰ります。

お勧めはお子さんに自由に歩いてもらう事で、親は交通の安全や危なくないように気をつけるくらいでいいです。

どこまで歩くか見てください。

思いの外沢山歩くので驚かれると思います。

我が家では一番下の弟が3歳くらいの時に大宮駅や浦和競馬場を往復したりしてました。

沢山歩けば身体も強くなるし、お腹が空いて寝つきもよくなるし、お散歩は良いことばかりです。

一度歩いてみませんか? 

 

先生からのひと言

ゆり組

 5月半ばにグループの仲間を発表し、グループ名を決める話し合いやどの野菜を育てるかの話し合いを何度もしてきたゆり組さん。

時間をかけてたくさん悩み、先日ついにグループ名と担当する野菜が決まりました。

みんなで野菜の苗を植えた後に「今日からみんなが野菜の赤ちゃんのお父さん、お母さんだよ」「大きくなるまで大切にお世話をしようね」と話をするとお父さん、お母さんというワードを聞きにこにこ嬉しそうにしていました。

 野菜のお世話のやり方について説明をする際にイメージしやすいよう水やりをご飯、雑草抜きをお家のお掃除と言い換えて説明し「たくさんお話してあげるとおいしい野菜になると思うよ」と伝えると早速実践する子どもたち。

朝の支度を終えるとジョウロに水をくみ「朝ごはんだよ!」「早く大きくなってね」と優しく声をかけながらお世話をしています。

野菜のお世話を通して自分の役割に責任を持つ大切さや、自然の中で日々移り変わっていくものの美しさや不思議さに気付いていけたらいいなと思います。

 

ばら組

 遠足の数日前から、遠足の日付と一緒に「遠足まであと◯日」とカウントするカレンダーを貼っておき、日にちを数えながら過ごしていました。

朝の支度の時にシール帳にシールを貼りながら、遠足のカウントも毎日見ていて、カウントがあと1日になると「明日遠足でしょ!」とみんなニコニコ。

前日は雨だったので、てるてる坊主の製作を用意しました。

作ったものを窓に飾っておくと午後には晴れてきて「てるてる坊主のおかげだね!」と喜んでいたばらさんが可愛かったです。

 去年の遠足は、遠足って何?の様子でしたが、今年は「遠足」という言葉を出しただけで大喜び。

遠足の歌もすぐに思い出して元気に歌っていました。

前日、遠足のために持ち帰る物を朝のうちに伝えておくと、お帰りの時に忘れずに自分たちで支度をしていてびっくり。

色々な経験の中で、準備の大切さも学んだようです。

去年とは違う、子どもたちのワクワクした姿が見られて、成長が感じられました。

 

すみれ1組

 大宮公園遠足を楽しみにしていたすみれ1組さんでは、前日にクラスのみんなで新聞紙遊びをしました。

私が「今から新聞紙で忍者修行をしよう」と話すと「えぇー!」と驚きながらもやる気いっぱい。

新聞紙を広げたり、隠れたり、乗ってみたり、グシャグシャにして丸めたり、最後には新聞紙をビリビリに破いて雨を降らせてみたりと思い切り楽しんていました。

雨を降らせた後には次の日が晴れるようにお願い事をしました。

 無事に大宮公園遠足も晴れて良かったです。

遠足当日では場所が幼稚園と変わり緊張してしまう子もいましたが、ゲームのときにはお母さんやお父さんたちと一緒に走ることができてとても嬉しそうな顔を見せてくれたり、動物園では暑さに耐えつつ鳥やクマなどに興味を持ってじっと見たりと楽しむことができていたのではないかなと思います。

これからも幼稚園での行事を経験し、楽しんでもらえるといいなと思っています。

 

すみれ2組

5月から保育時間が長くなり、毎日様々な活動を楽しんでいます。

体操をする時には、始めは緊張からか固まってしまう子もいましたが、今では「アブラハムがいい!」、「お花の体操したい!」と覚えた体操をリクエストしてくれたりもします。

特に2組さんはアブラハムの体操が好きなようで、曲の中に出てくる不思議な音や振り付けに「面白い!」と笑い合いながら楽しく踊っています。

曲がかかっていなくても鼻歌を歌う姿も見られてとっても可愛らしいです。

また、お絵描きも得意な2組さん。

製作中にお顔を描くことが何回かあったのですが、とっても上手に描くことが出来ていて驚きました!

遠足の次の日には、「ミニミニ大宮公園」と名前をつけた緑の模造紙に、自分の似顔絵を描いて貼り付けました。

2組さんのお部屋の窓の外から見える位置に飾ってあるので、是非覗いてみてください!

 

ちゅーりっぷ組

 少しずつクラスに慣れてきている様子のちゅーりっぷ組さん!初めてクレヨンや粘土に挑戦しました!クレヨンから出る色を楽しんだり、「あか!」「あお!」「きいろ!」などの好きな色を見つけたり…と小さな可愛い手で一生懸命に握る姿を見て微笑ましくなりました。

 また粘土遊びでは「粘土」という一つの素材から様々な形に変えて遊びを楽しみました。

粘土の感触が気持ち良かったのか、ひたすら粘土をこねたり伸ばして切ったりお団子にして食べる真似をしたり「○○つくって〜!」とお父さん・お母さんにお願いしたりと時間があっという間に過ぎていきました。

年齢を重ねていくごとに作品にも成長が見られるので、これからの楽しみとして様子を見ていきながらたくさんの製作にふれられたらと思っています!