巻頭言

 6月になりました。いよいよ夏の到来です。

 木々の緑が目にまぶしくて、伸びてゆく姿に力強さを感じます。

 若い芽にお子さん方の成長する姿が重なり、とても嬉しく思います。

 お子さん方は日に日にできることが増えてきて、心身共にしっかりしてきているのを感じます。

 ここ数年間、コロナの影響から行事の中止や縮小が相次ぎ、ご心配をおかけしておりましたが、今年度は、状況が許す限り行事をできるだけやろうと考えています。

 先日行われた自由登園には、小学校の参観日であるにもかかわらず、25組のお子さん達が来てくださり、とても良い雰囲気でした。

 お母さんも参加してくださり、親子体操で触れ合ったり一緒にリトミックをしたりしました。

 その後の自由タイムでもお砂場で夢中になって遊んだりドッヂボールをしたりして、皆さんとても楽しそうでした。

 遠足も良かったと思います。

 いつでも遊びに行ける大宮公園ですが、お友達や先生たちが一緒にいるだけで公園がすてきな場になって、お子さん達も本当に楽しそうでした。

 おやつ交換は大盛況で、先生達も一緒になって交換して、お菓子が一杯になって嬉しそうな子ども達が印象的でした。

 たくさん楽しい経験を積んでもらいたいと心から思いますし、その為に何ができるかなぁと教職員みんなで工夫しています。

 

 私は毎年同じことを書いているのですが、楽しくてなおかつ親子のコミュニケーションを取るのにお散歩はとっても良いですよ。

 気が向いたら手をつないでお出かけします。

 目的地を設けても良いし、何となく気の向くままに好きなように歩いても良いです。

 道端の草花や虫や、色々な道や景色を楽しみながら、お喋りをしながら歩くのは楽しいです。

 お金も要りません。

 疲れたら休んで、コンビニでアイスやジュースを買っても良いでしょう。

 ずいぶん遠くまで歩いたら、バスや電車で帰ります。

 沢山歩けば身体も強くなるし、お散歩は良いことばかりです。おすすめです。

 

先生達から

ゆり組

 6月になりました。

 心を込めて育てている野菜と共に子どもたちもぐんぐんと成長していく様子が伺えます。

 先日『こんなこいるかな?』の絵本を一緒に読みました。

 いろいろな性格のお友達が登場する絵本なのですが、その中でも頑張り屋さんの“がんがん”が子どもたちの中でとても印象的だったようです。

 「がんがんのようになりたい!」という子どもたちが増え、今まではできないことに対してすぐに諦めてしまう姿が見られていましたが、今ではできるようになるまで頑張ってみよう!という気持ちが強くなってきました。

 特に外遊びでは鉄棒や竹馬を自分の力でできるようになるまでひたすら練習をしていたり、家では木琴の練習を演奏できるまでしてきてくれたりと本当に輝かしく見えます。

 頑張った分だけしっかりと成果に出ている子ども達の姿を見て、私自身が背中を押されることが多く、尊敬の気持ちでいっぱいです。

 これから七夕お楽しみ会や運動会の練習が始まってきますが、今のゆりぐみさんとならきっと乗り越えられると思います。

 

ばら組

 ばら組さんになって、新しくできるようになった活動を毎日楽しみにしている子どもたち。

 私がふと口にした言葉もよく聞いてくれていて、「今日は大太鼓やるんでしょ!」「次のシンバルはいつやるの?!」と待ちきれない様子で聞いています。

 いざシンバルや大太鼓、トライアングルと新しい楽器に挑戦すると、「重たーい!」「難しい…」と言いながらも、〝ばら組さんになったからできるようになった″ことに嬉しく感じて、張り切って取り組んでいます!

 

 体操では、運動会に向けて積み木体操の練習が始まります。

 伊藤先生が「次はこれを使って、、」と積み木を指差すと、すぐさま「積み木体操!」という声が聞こえ、去年から憧れていた積み木体操ができることを喜んでいるようでした!

 ばら組さん全員で力を合わせて積み木体操が完成できるよう、一生懸命練習することができたら良いなと思います。

 

すみれ1組

 すみれさんは5月の季節の歌で「おつかいありさん」を歌っています。

 この間、外で体操をした時に「みんなの下にありさん沢山いたよ!何かおつかいしているのかもね」と話しました。

 するとAくんとBくんが外遊びの時に「砂場でありさんがお買い物してる!」と発見。

 「何の買い物してるのかな?」と聞くと「甘い物を買ってるんじゃない?」と想像を膨らませていました。

 みんなも遠足のおやつを準備している時期だったので、自分のお買い物の経験とも重なったのかもしれません。

 小さくなってありさんを見守る子どもたちの姿が可愛かったです。

 歌の内容が、発見や想像につながっている様子がとても素敵だなと感じました。

 幼稚園には不思議や発見がいっぱい!

 興味や好奇心を沢山引き出してあげたいなと思います。

 

すみれ2組

 5月から保育時間が長くなり、様々な活動を毎日楽しんで過ごしています。

 登園したお友達に「おはようしに行く!」と一緒にお迎えに行ったり、お友達とお始まりやお帰りのときに一緒に座る約束をしたりと、お友達との関わりが増えてきているようで嬉しく思っています。

 最近ではすみれ1組さんが遊びに来てくれて、おままごとでお料理を作ってパーティーを開いたりブロックで一緒に遊んだりと1組2組一緒になって遊んでいることで、遊びも広がり楽しんでいる様子です。

 少しずつですが、こうしてお友達とのやりとりを楽しみながらお友達との関わりが広がっていくといいなと思っています。

 

ちゅーりっぷ組

 ちゅーりっぷ組はまだ4回目ですが、初めは緊張してお母さんから離れられずにいた子たちも「先生、おいで〜」と呼びにきて手を繋いでくれるようになりました。

 みんな ♪さかながはねて の体操がお気に入りのようで「この後、お魚さんの体操しよう!」と伝えると、お片付けを嫌がっていた子もあっという間に気持ちが切り替わり片付け始めます。

 ピョンっと頑張ってジャンプする姿もとても可愛いです。

 段々とお友達にも興味が出てきたようで、みんなのマークを見てみたり、離れた所からお友達の事をジーッと見ていて、少しすると近くに来て一緒にまねっこしてみたり、おままごとでジュースを作って「かんぱ〜い♪」してニコッと笑いあったり…と、ほんわかとして微笑ましい姿に、私も保護者の方もいつの間にか自然と笑顔になっています。