園だより2013.3月

連日の寒さの中にも、ふと漂う暖かさや芽吹きはじめた木々に春の訪れを感じる今日この頃です。
この一年のお子さん達の幼稚園での生活の姿を見て、立派に成長したな~、とつくづく思います。
すっかり卒園、進級というステップに踏み出す準備ができています。私達教職員は、お子さん達との、殊に卒園して行くお子さん達との残りわずかな一日一日を、慈しみ、大切に感じながら過ごしています。
朝、私が園庭にいると子ども達が「なわとび数えて!」とやってきますので、1・2・3‥と数えてゆきます。
数百回は跳べるお子さんが多く、まだまだ回数は増えている最中です。
全く跳べなかったお子さんが、練習をするうちにどんどん跳べるようになる姿も毎年見られることで、とても嬉しいことです。
跳んでいる時の真剣な表情は、とてもカッコいいです。
回りでお友達が「がんばれ~」「すごーい」など応援でいっぱいです。なわとびを家に持って帰って練習する子も多いです。
体操の先生も、子ども達が熱心になわとびに挑戦する姿に感心していて、「跳びたいという意欲がすごいですね。
跳べたら増えてゆくシールや、先生が数えることも良いんでしょうね」と言ってくださっています。
ちなみに、私が数えた中で一番多かったのは、
2700回でした。
30分以上ずっと跳び続けていることになります。
今までで2000回以上が数人います。
1000回以上は10人以上。みんなすごい熱意ですね。
ひかり幼稚園は、今年で卒園生は3千人を数えます。
昭和30年創立以来、保護者の皆様、地域の方々に支えられてここまで来ることができました。
感慨無量です。
心から感謝申し上げます。 幼稚園を巣立ってゆく卒園生の皆さんに幸いあれと心から祈ります。
神様がいつも皆さんを見つめ、守り続けて下さいますように。
年度の最後に当たり、幼稚園にご協力くださいました保護者の皆様方に心から感謝を申し上げます。
どうもありがとうございました。

先生からのコメント

年長組

年少組の時に受け持ったクラスの担任になって、年少組の頃はできなかったことができるようになっていたり、新しいお友達も加わってパワーアップしているな~と思った4月。
2学期になると、運動会やクリスマス会などたくさんの行事を通して友達を意識し、助け合ったり励まし合ったり、時には競い合ったりしながら心も身体もたくましく成長してゆく様子が感じとれました。
子ども達自身も、みんなで一つのものを作り上げる楽しさや嬉しさを感じている ようでした。
年下のお友達への気遣い、優しさも沢山見られるようになり、自分達は幼稚園で一番のお兄さん、お姉さんなんだ!という気持ちも出てきたようでした。
3学期になると、自分の苦手だったことにも目標を立てて挑戦する姿が見られるようになりました。
また、今までは分からないことがあるとすぐに担任に聞いてきたことも、自分でじっくりと考えてみたり、友達と一緒に考えることも増え、6歳ってこんなにも沢山のことができるんだな~とびっくりしています。
楽しむことが大好きで、何事にもわくわくしながら取り組む年長組さん。
そんな素直で子どもらしい気持ちをこれからも忘れず、素敵な小学生になってほしいです。

年中組

三学期も残り一ケ月を切りました。過ぎてしまえばあっという間ですが、毎日色々なことがありました。
先日、的当てをしていた子ども達が、玉を3球ずつ投げるか5球ずつ投げるかで意見が割れていました。
さて、どうするかな?と思いながら見守っていると、「あ!良いこと考えた。
3球か5球かで決まらないなら、4球はどう?」と言った子がいました。すると‥さっきまで一歩も引かなかった両者の顔が笑顔になり、「それいいね!」と納得。こうして気持ちよく的当てが再開。
こんなやり取りを見て、以前はよくお互いの意見がぶつかったりしてトラブルを起こしていた子ども達が、いつの間にかお互いの気持ちを考えながら遊べるようになってきたのだなと改めて子ども達の成長を感じとても嬉しかったです。
何に対しても全力投球で挑んできた年中組さん。
ひな祭りでは、元気いっぱい歌って踊って走って身体をたくさん動かす「三枚のお札」の劇と、勢いのある♪ねこバスの合奏をします。
どちらも年中組さんにぴったり。
一年間の成長を保護者の方々に感じてもらえたらと思います。
そして、何より年中組さんに自らの成長を感じ、年長組さんへの一歩を踏み出す自信へとつながる事を願っています。

年少組

発表会が近づいている今、思い出すのは一学期のお弁当参観の事です。
みんなとても緊張していて会話も少なく静かな中、箸が進まない子や泣き出してしまう子もいました。その姿を見て、このクラスは真面目で、緊張や不安を敏感に感じるクラスなのだと思いました。
入園当初は子ども達の反応が薄く、先生だけ空回り‥‥?に感じる時もありましたので、日々の活動、参観、発表会、何事にも楽しんで取り組めるように心がけてきました。
そのうちに活動も意欲的に取り組むようになってきましたが、1・2学期は人前での発表には未だ不安そうにする子も多く、練習の時から緊張していたり、やりたくないと不安がる様子も見られました。
それでも園での様々な経験を通し、力を身につけていった子ども達。七夕、運動会、クリスマス会と発表の場を重ねる度にどんどん自信をつけていきました。
今、ひな祭りお楽しみ会の練習では、みんな前向きに堂々と取り組んでいます。
初めての参観であんなに緊張していた子ども達が舞台の上で元気な声で歌う姿に成長を感じています。入園した時の子ども達の姿を思い出しながら、こんなにも成長したみんなの姿を見ていただけたらと思います。 年少さんは環境の変化に敏感で、恥ずかしがり屋さんがたくさんいるクラスです。
お部屋の飾りが変わると、「あ!」とすぐ気がついて発見を嬉しそうに教えてくれます。そのため、参観などいつもと違う状況では特別緊張する子がたくさんいました。
それを、一つ一つの行事を楽しむことによって少しずつ自信をつけてゆきました。
特に運動会では本番に今までで一番上手に演技することができ、子ども達が持つ大きな力を発揮してくれました。
また、行事・日々の生活を通して子ども達の関わりもどんどん活発になっていきました。
お休みのお友達を心配して手紙を書いたり、「◯◯くん、おはよう」等名前を呼んで挨拶をしたり、温かい心があふれている年少さんです。 ひな祭りお楽しみ会では、お気に入りの「三匹のこぶた」のお話を、5・6人という少ない人数で台詞を言ったり歌を歌ったりして演じます。
緊張もするけれど、大好きな友達とだから頑張れます。子ぶたになり切って楽しく取り組む姿を見ていただきたいと思います。

園だより2013.2月

毎日寒い日が続きます。
毎朝霜柱が立っていて、子ども達はびです。

霜柱をバケツに集めて入れて、大切に保管しています。
お昼には溶けてしまうのですが、それもまた経験です。 インフルエンザが流行しています。
県や市からも注意するよう連絡が入ってきました。
予防には予防接種も大切ですが、何より大切なのは正しい衛生習慣を身につけて、身体を強くすることです。注意点を、改めて記載させていただきます。

1・手洗い・うがいを徹底しましょう 感染予防の基本は、まず手洗い・うがいです。
外出後は、必ず手洗い・うがいをしましょう。

2・「咳エチケット」を心がけましょう。 咳、くしゃみなどの症状がある時は、マスクをしましょう。
咳・くしゃみを押さえた手、鼻をかんだ手は洗いましょう。

3・規則正しい生活習慣 日ごろから十分な休養とバランスのよい食事をとり、規則正しい生活をしましょう。 昔遊びの会が行われました。
10人もの地域のおじいさん、おばあさん方が幼稚園に来てくれて、子ども達と遊んでくれました。
昔遊びというのは、今はあまり遊ばれていない、けれども長い年月、子ども達の間で伝承されてきた遊びのことです。
お年寄りの方にとって、身体を使って、知恵を使って幼い時に遊んだ遊びは、身体に染みついているようです。
お手玉を複数個同時に扱うなど、とても難しいですが、軽々と行なっています。地域の方々の優しい雰囲気に触れて、子ども達も嬉しかったようです。どうも有り難うございました。

2013.2月保育日誌より

年少組

◯男の子が集団で遊ぶことが増えた。気付けば砂場に集まり、川作りが始まった。
二股に別れた川を掘っていて、2人ずつ力を合わせて協力していた

。砂が飛んだりかかったり、まだまだ年少らしい砂遊びもあったが、みんなで一つのものを作る姿に感動した。
水を流すと嬉しそうで、「明日も続きする」と言っていた。
今日は沢山遊んでもらった。一つのことで長く遊べたり、次から次へと遊びを見つけて集中して遊べる子ども達。
成長したなと思うと同時に、すごいと思った。
友達同士、先生との遊びの中で関わる人が増えたり変わったり、色々な事を学んでいるなと改めて思う。

◯朝、AくんとBくんがゆり組におみくじを引きに行った。Aくんのおみくじは「末吉」。
「廊下を走ると危ないから、気をつけて」という内容で、あまりにもAくんに当てはまっていて思わず笑ってしまった。
「ラッキーアイテムは絵本」と伝えると、直ぐに部屋に戻ってゆき、絵本コーナーで真剣に読み始めた。
回りの子ども達も集まってきて、一冊の本を7人くらいで黙々と読む様子が見られた。
Bくんのおみくじには「面白いこびとに会えるかも」と書いてあった。すると、「こびとを探そう!」とこびと探しが始まり、年長さんのこびとを見つけては「いた!」と喜んでいた。
気付くと、クラスの大半がこびとを探しており、「見つけたらよい事がある」といった様子で、「こびと見つけたー」と報告に来てくれた。

年中組

◯年少時代にみんなで長い高~いスカイツリーを雪で作ったのを覚えていて、今年も先生が中心となり作り始めた。
目標は「園長先生より高くする!」と言って、せっせせっせと雪運びをする子ども達。
初めは、ただただ雪を積み上げてゆくばかりの子ども達だったが、先生が補強をしている姿を見てAくんが「しっかり積まないと 倒れちゃうよね。
よし、こっちにも雪を付けよう」と傾いているところに雪を付けたり、穴の開いているところを雪で埋めたりすると、回りの子ども達も「そうだね」と言って一緒にスカイツリーの補強を始めたり、途中から「ぼく、雪はこぶ」「ぼく、スカイツリーに雪かけていく」などと役割を分担したりして、色々考えながら子ども達が中心となって作る姿に成長を感じた。
高くなったスカイツリーを満足げに見上げ、「園長先生より大きくなったよ!きっと!」と言って園長先生を呼び、園長先生より高くなった事を確認すると「やったー!」と喜んでいた。
年少時代は、泥付き雪でも何でもとにかく積んで、茶色いスカイツリーだったのだが、今年は白くて高いスカイツリーになり、一年の成長を感じた。

年長組

◯〔神社〕部屋にひかり神社を設置。
朝の支度が終わった子ども達に、先生がお年玉をあげ、それをさい銭箱に入れてお参り。
おみくじを引いて楽しんだ。
おみくじに書いてあるラッキーアイテムを達と一緒に探す子ども達もいて、楽しんでいた。

◯〔書き初め〕墨と筆、半紙を用意しておく。
お兄ちゃん、お姉ちゃんがいる子ども達は見た事があるようで、Aくん「俺、スラスラ書けるよ!」とか、Bちゃんは「私、うまく書ける!やったことあるから」と言って楽しんでいた。初めての子ども達も興味津々。
名前の配置など自由に書いたりしていたが、それはそれで味があって良いと思う。

◯〔絵馬〕一人一人、一生懸命がんばりたいことや願いごとを書いていた。「サッカアーがんばりたい」とか「てつぼうおがんばる」など間違いもあったが、がんばって書いたのがとても伝わってきた。
Cちゃんが「みんなの願いごとが叶いますように」と書いていたり、Dちゃんが「みんな素敵な一年生になれますように」と書いて、素敵だなーと思った。
絵馬に「なわとびがんばる」や「さかあがりできるようになりたい」と書いていた子ども達が、自由遊びの時間に一生懸命練習している。
こういう姿も「年長さんならではだな~」と感じる。

園だより2013.1月

皆さんあけましておめでとうございます。
2013年が皆様方にとってすばらしい年でありますよう、心からお祈り申し上げます。 皆さんは初日の出をご覧になられたでしょうか。
少し雲がありましたが、とてもきれいでした。
空が茜色に染まり、雲の輪郭を金色に輝かせて初日が出てきました。今年一年が美しく輝く一年であることの象徴のように感じられました。
皆様もすばらしい一年のスタートを切られたことと拝察いたします。
今年は園舍建て替えの予定があり、少々忙しい年になりそうです。
在園の皆様にはご迷惑をかけることもあろうかと思いますが、園としてもできる限りの対応をとって行こうと考えています。
昨年末には、市より認定子ども園施設整備の着手承認が下りました。
今後の予定は、これから議会に予算要求がなされ、それが承認された後、国や県との折衝を経て5~6月頃に認可されることになります。
建て替え期間は5~6ケ月間を予定しています。細かい進ちょく状況や対応については、その都度できる限りご連絡申し上げる予定にしています。
昨年、園で教育実習を受けた学生の記録が評価され、大学の教職課程年報に載ることになりました。幼・小・中・高校から1校ずつが選ばれ、校長が原稿を書くことになります。
大学から依頼を受けた時、何故選ばれたのかを聞きましたところ、ひかり幼稚園の保育を非常に高く評価してくださった結果だということでした。
大学からも保育方針を認めていただけ、嬉しく思いました。 本年も教職員一同、精いっぱい保育に努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

人の成長

いきなり仰々しいタイトルですが、簡単な内容です。
幼児教育の世界で考えなければならないことの1つは、幼児とはどういう成長をとげるものなのか、どのように育てるのが自然なのか、ということです。
諸説はありますが、現在の人類(ホモ・サピエンス)がこの地球上に発生したのは今から20万年前と言われています。
この時期は、現人類と旧人類が共存していたと言われていますが、旧人類は滅びて行きます。
激しい環境の変化を生き抜いて、現人類だけが生存できたのは何故なのでしょうか。
旧人類、例えばネアンデルタール人の脳は現人類よりも大きく、身体も頑丈で、筋力はオリンピックで優勝できるくらいだったとのことです。
ですが、現人類とネアンデルタール人との脳の違いは、前頭葉にあります。
前頭葉が、現人類は大きいのです。
そこに生き残りと繁栄の秘密があるのかもしれません。
前頭葉の活用が、現人類の繁栄の鍵なのです。
前頭葉は精神の座ともいわれ、コミュニケーション・言語機能・ワーキングメモリなど人間を人間たらしめる重要な役割を果たしますが、前頭葉の発達が人間を生き残らせたのではないかと思われます。
さて、20万年の現人類の歴史の中で、19万年間は狩猟・採取生活を送っていました。
農耕が始まったのは1万年前で、牧畜が始まったのはもっと最近です。
文明が栄え出すのが数千年前から。現代のようにIT革命が起こったのは数年前からです。私達の生活は今やITの恩恵なしでは成り立ちません。
ですが、幼児の成長の形は20万年前から変わらず、それをしっかりと踏まえる必要があると思います。
人間は群れを作って生きますが、脳容積からどのくらいの群れを作るのかが分かるそうです。
それによると、150人くらいの群れを作って生きるようにできているのが人間なんだそうです。
確かに、未開社会の一村落の構成人員はその位だとか。
それに反して、現代人はコンピュータネットワークなどを通じて遙かに多くの人とコミュニケーションをはかれますし、また、閉じこもって誰とも交流しないのも選択肢としてはあり得ます。
ただ、人間は150人くらいの群れを作るのが自然で、そのコミュニケーションは濃厚なものであったと思われます。こういう人同士のコミュニケーションを成り立たせるのが前頭葉で、実は幼児教育で考えなくてはならないのは、こういうポイントなのです。
人類は生き残るために道具を作り、群れを作り群れの中で助け合って生きてきました。幼児にとって、150人前後の多様な年齢・性格・考え方の持ち主の間で、色々コミュニケーションをとりながら育つのが自然なのでしょう。
主に身体を使って遊び、時には手伝いなどをして働き、集団のルールを身体で覚える。
道具を使い、何かを作り、古老の話を聞いてわくわくする、等。幼児に必要なのは、直接体験です。
こうしてみると、どのように幼児を育て、何を伝えればよいのかというのが見えてきませんか?

園だより2012.12月

寒い日が続きます。平成24年も残りひと月となりました。たくさんのことがあった今年でしたが、皆さんにはどのような年であったでしょうか。
お子さん達は大きく成長して、同時に園生活を楽しんでくれているのを感じます。
先日は、各クラスで干し柿を作ってみんなで食べました。とても甘くておいしくなっていました。
干し上がるまで、お子さん達はとても楽しみに見たり触れたりしていました。
自分達で収穫して、干した幼稚園の柿ですので、お子さん達にもきっとよい思い出になった事でしょう。
お家に持ち帰った柿も、干し柿にしておいしく食べたと何人かのお子さんが話してくれました。
12月はクリスマスがあります。
クリスマスは、皆さんご存知の通りイエス・キリストのお誕生を祝う行事です。
イエス様とはどのようなお方なのでしょうか? 私達を救うために、神様自らが地上に降りてこられたお方がイエス様で、神の子と言われています。
18日のクリスマス祝会でお子さん達が演じる生誕劇は、聖書の記述そのものです。毎年、生誕劇のせりふや役割はほとんど変わりませんが、演じるお子さんによって雰囲気・カラーが変わります。
今年はどんな姿を見せてくれるでしょうか。とても楽しみです。
生誕劇を通して私達は、お子さん方に宗教性を感じてもらいたいと願っています。
ひかり幼稚園はキリスト教の精神に基づいていますが、仏教でも神道でも、お天道さまでも良いのです。
目に見えなくても偉大で、自分を愛し、導いてくださる存在があることを知ってもらえたらと思います。
それを知ることができたら、きっと生涯が豊かに彩られるだろう、と私は信じているのです。

2012.12月保育日誌より

保育日誌より(お店屋さんごっこ特集)

年少組

◯お店屋さんごっこをとても楽しんでいた。
年長組さんがとても優しく、「20円です。お金は2枚ある?」とかがんで聞いてくれたり、「どれにする?」と迷っているのを、ちゃんと付き合って待ってくれて、見ていて嬉しくなった。
自分のお店の品を必死に売り出す元気な姿や、自分の弟・妹を気にかけて手伝ってあげたり、サービス(?!)したりする姿も見られた。
買ったステッキ?を魔法のステッキにして、「トリック・オア・トリート」「~になあれ!」と遊んでいたAくん。
言えているような言えていないようなたどたどしい口調で魔法をかける姿がとてもかわいい。
お友達と、お母さんがお迎えに来るまでずっと魔法をかけあっていた。

◯お店屋さんの後、先生が買ったメガネを付けて遊んでいると、それに気付いたBちゃん。
「Bちゃんも取ってくる!」と勢いよく部屋に戻り、メガネをかけて変身して出てきた。
先生がヒーローのポーズをとりながら(♡のメガネだったので)「先生はハートマン、Bちゃんは?」「Bちゃんはみどりマン!」(緑のセロハンのメガネ)と答えてポーズを決めてくれ、とてもかわいかった。
落ち着いた遊びをしている事が多いBちゃんだが、この時はメガネをかけていつもとは違うBちゃんに変身。
「とうっ!」「やあっ!」と正義の味方になり切っていた。

年中組

◯今回のお店屋さんごっこのテーマがお菓子に決まり、年中組では大人気素話の「チョコレート切符」に出てきた”おかしの電車”を作る事にした。
”おかしの電車”を作る事をみんなに話すと、それを知った瞬間子ども達の目が輝いて、「やったー!!」と言って作り始める前からわくわくの様子だった。

◯お店に行く前から「サングラス買わないと!」とか「ママにドングリのネックレス買ってあげるんだ!」と言って年少時代のお店屋さんごっこを思い出しながら、にこにこワクワクな子ども達。
Aちゃんにとっては初めてのお店屋さんごっこ。
行く前に「初めてのお買い物だから楽しみ」と言っていた。
一人ずつ、お小遣いの200円を渡して行くと、何度もお財布をのぞいてはにっこりしているがとても可愛かった。

年長組

◯お店屋さんごっこ、年少組さんが来ても緊張でなかなか声が出ていなかったが、徐々に慣れて行き、「お母さんにおみやげいかがですか~」と声をかけたり、くじ引きを持ってお客さんのところへゆき、お店に呼ぶなど色々売り方を工夫していた。
Aくんはぱくぱく人形を手につけてお客さんに呼びかけたり、Bちゃんは帽子をかぶって「かわいいですよ~」と声をかけていた。
少しずつ品物が売れ始めると、お金数えに夢中になる男の子達。
にやにやしながら「いっぱいたまった~」と喜んでいた。
その間、女の子達はせっせと品物をきれいに並べたり、お客さんの呼び込みをしたり、見ていてとても面白かった。
終わってから子ども達に片づけを手伝ってもらったり、お給料を分けるのを手伝ってもらった。
お帰りにお給料を渡すと、「これ、本当のお買い物はできないんでしょ?」と言う子どももいたが、「がんばった印なんだよ。
たくさんがんばったから、310円ももらえたんだよ」と話すと、みんな嬉しそうにニコニコしていた。 Cくんは家に帰ってから弟、妹にお給料を分けてあげたそうだ。
お母さんのおたよりポストより お店屋さんごっこを以前からずーっと楽しみに、楽しみに過ごしていました。
幼稚園から帰ってくると、「お給料!」をいただいており、さっそくお給料を現金化して(310円)渡しました。
「何に使っても良いんだよ」と話して。
子どもは家の近くの駄菓子屋さんでおやつを自分のお給料で購入しました。駄菓子は、家族みんなで分けてもらっておいしくいただきました。初給料でいただいたおやつは、今までで一番おいしかったのではないでしょうか。

園だより2012.11月

落ち葉が舞い、朝夕の冷え込みに秋の深まりを感じる今日この頃です。
子ども達にとってとても心地良い季節です。元気に遊び回る姿に一人一人の成長を見ることができて、とても嬉しく思います。
子ども達とじっくり話をしてみると、理解力や感受性・思いやりなど、大切なものが伸びているのを感じ取ることができます。
この時期になりましたら、お子さんは人の話を聞くこともできるようになってきて、道理にかなった行動がとれるようになってきますの で、園でも社会のルールなど、おりにふれて話してゆくようにしています。
お子さん達には少し難しいかもしれませんし、すぐに分からなくても良いのです。
いつか花開く時が来るのですから、根気よく、優しく伝えて行きましょう。 先日の自由登園では、お父さん達とミニ運動会を行いました。
玉入れ、大玉ころがし、バルーンをやりました。バルーンでは、父子で幾つかの技を行なってもらいましたが、思いの外技術が必要で、体力を使うということがお父さん方にもお分かりいただけたのではないかと思います。
日本教育新聞に「行儀の良すぎる子の先行き」という記事が載りました。小学校入学後、学年が進むに従って勉強には問題ないが、気が弱く、周囲に溶け込めない子には共通項があるそうです。
それは、「3歳までの間、お行儀が良すぎる」という点だとのこと。
2歳児は周囲の子ども達とぶつかったり、物をいじったり壊したりし て「自と他」との関係を認識し、自己の存在を確立して行きます。 そして、「自分で!自分が!」と自己主張して、大人を困らせる時期でもあります。
大人にとっては大変な時期なのですが、ここを通らなくては自立には達しません。ですから、幼児期に大人しすぎて行儀の良い子どもは、保育者にとって「先行きがちょっと心配」なのです。
幼稚園では少しくらい荒っぽくても結構です。元気な証拠ですので。
ただし、大切なルールはきちんと守りたいものです。
これが躾で、嫌でも守らなくてはなりません。ルールを守ることが当たり前になって、それが自然にできるようになった時、お子さんは大きく成長できるのです。

2012.11月保育日誌より

年少組

◯リレーを行った。
園庭を一周するのは難しいので、直線を走ってコーンを回り、戻ってくる形にした。「今日は年少さんリレーをやります」と聞くと、嬉しそうな表情に。
紅白に分けたところ、誰も 間違えずにきれいに並んでいて、運動会での取り組みが身に付いているのを実感した。
始めると、皆とても真剣で、必死な顔で走っていた。
遊びの時も走り回っているが、真剣に走っていたからか、とても速く感じた。「バトンを渡す・貰ったら走る」というルールも、年長さんの姿を 何度も見ていたからか、スムーズにできて驚いた。
「誰か2回走ってくれる人」と尋ねると、全員が「はーい!」と手を挙げ、気合い十分。
Aちゃんは「4回走る」とやる気満々だった。
あこがれのリレーをすることができて嬉しそうだった。

◯製作帳。♪でぶいもちゃん ちび芋ちゃん相当お気に入りのようで、みんな楽しんで作っていた。
言わなくても端をそろえる子が多かった。
2つ折り紙をして、のり付けをして、まわりのりをして、と工程がたくさんあり、飽きてしまう子もいたけれど、描き始めるとモグラ、ミミズ、ヘビ、太陽と歌や自分のお芋掘りの体験から描いていて、ストーリー性のある作品ができていた。
できると自分から「~を描いた」と話してくれる子ども達も増え、自分の中でイメージして作ったのがよく解った。

年中組

今日は、前に座っているお友達の似顔絵を描きっこした。いつも一緒に座ってるお友達と違うので、仲よく握手をし、それからお友達の顔をじっくり見て観察。
交流してから、柔らかい雰囲気の中で描き始めたので、いつも「描けなーい」と言う子ものびのび描いていた。
描く前に目や鼻の穴の数など確認していたため、鼻の穴を描 く子が多く面白かった。
また、AくんとBくんはお互いの顔に黒い点々をつけていたので、「これは何?」と聞いてみると、「あのね、2人でスイカの種の飛ばしっこしたの」とのことだった。いろんな発想があった。
また、描いた絵を部屋の中央に飾っておくと、自由遊びの時間に子ども達が自分の絵やお友達の絵を見て、「わー、似てる」とか楽しそうに話しながら見ていた。

◯みんなで「♪犬のお巡りさん」を歌い、お巡りさんと猫ちゃんはその後どうしたか考えた。
Cくん「お母さんが探しに来て、お家に帰れた」 Dちゃん「お母さんがいつものスーパーに探しに行って、いなくて、他にも探して見つけた」 Eちゃん「電話番号を見つけて、お巡りさんがお家にかけて、お母さんに迎えに来てもらった」等、色々なその後を話してくれた。みんな共通してお母さんが出てきた。
やはり、子ども達にとってお母さんは困った時にいつも助けてくれる存在なんだと思う。

年長組

◯自由遊びで、急にマスゲームの「♪ヨッチョレよさこい」の曲をかけた。すると、子ども達が集まってきて、運動会ではマスゲームをやらなかった年少組の子ども達も一緒に踊り始めた。
中には、「行かなきゃ!!」と慌てて外に出てくる子もいたり、旗を振るのが印象的だったのか、ずっと旗を振るまねをしている年少組の子もいた。 逆に、年少組のお遊戯の「♪ドンスカパン」の時には、年少組の子に先生になってもらい、踊りを教えてもらって年長組、年中組の子ども達も嬉しそうにしていた。

◯大きなバルーンを見て、子ども達は「何それ!」「皆で作るの?」と大喜び。
絵の具で塗ることを伝えると、Aくん、Bくんは「俺やらない」と言っていたが、他の子ども達が楽しそうにしているのを見ると「やっぱやろうかな‥」と結局楽しんでやっていた。
壁に飾るとCくんが「これじゃあ小さくて、みんなで隠れられないじゃないの?」と言っていたり、「花火を飛ばしたいね」という話になった。
すると、バルーンの本番で先頭だったDくんが「じゃあ、僕が1番に行かなきゃ」と嬉しそうに言った、それに続いて他の子ども達も「みんなで力を合わせなきゃ、だもんね」と言って、 明日みんなで自分達の絵を作ってバルーンを持つことになった。 翌日、子ども達に自分がどの辺にいたかを聞きながら、絵を貼っていった。
「あの花火、どうやって跳ぶんだろう」とか「Eくんがお休みだからまだ跳ばないよね」と言っていた。来週、Eくんの絵も一緒に貼って、全員揃うのを楽しみにしているようだった。

園だより2012.10月

この園のたよりが皆様の手元に届く頃、幼稚園は運動会の練習真っ盛りです。
年少さんは初めての運動会にワクワクしていることでしょうし、ぐんと種目が難しくなって、競争が入ってくる年中さん。
そして年長さんは出番がいっぱいです。
幼稚園の運動会は、毎年少しずつ変化させています。
種目が大きく変わるわけではありませんが、お子さんの成長・発達に合わせて、いちばんよい形を心がけています。
小学校はカリキュラムなどの関係で春に運動会を行うところが増えてきています。
ですが、幼稚園は春にはできません。
新入のお子さんなど、園に慣れるのに精いっぱいの時期ですから。
だから、10月に運動会があるのは、とてもよい時期だといえます。
運動会の練習の様子をご覧いただいた方はお分かりでしょうけれども、練習はけっこうハードです。
一緒に練習に参加する先生達がふらふらになるくらいです。お子さん達への指示も、的確にスピーディーに行いますので、聞いている方も大変です。集中していないと、聞き漏らしてしまい、みんなに迷惑をかけてしまいます。
このような活動を通して、お子さん達は大きく成長します。
この成長から、自由な遊びとともに、きちんとした躾やてきぱきした行動が必要であることがよく解ります。 今年のゆり組のバルーンは、かなり高度です。
体操の阿部先生のお話では、他園よりも難しくしているそうで、それができるお子さん達です。
ばら組の積み木体操も、例年と違い、組体操の要素を取り入れました。
すみれさんは、運動会を楽しめるのが何よりです。がんばったね、とほめてあげて下さい。

2012.10月保育日誌より

運動会へ向けての様子を拾ってみました

年少組

◯「トンボのメガネの4番を考えたよ!」という子どもがいたので、発表してもらった。
Aちゃん-ピンクのメガネ  ピンクのクレヨン見てたから
Bくん -みどりのメガネ  葉っぱのトンネル飛んだから
Cくん -きいろのメガネ  黄色いリンゴを食べたから トンボのメガネの歌詞の意味(仕組み?)をきちんと理解しているなあと感心した。
歌詞の意味も可愛く、子どもが考えるものはどれも素敵で良いなと感じた。
歌ってみると、どの歌詞も音にしっかりはまっており、驚いた。子どもと一緒に歌詞を考えたり、意味を考えるのも面白いと思う。

◯はじき絵をした。
「魔法の絵の具を持ってきました」と伝えると、皆「えっ?」「魔法?」と目を輝かせ、実際に絵の具を塗って、そこに白いクレヨンが浮かび上がると、皆の表情がぱあっと明るくなり、「うわぁ」「本当だ」と歓声が上がった。とても嬉しかったようだ。
外ではゆり組がバルーンの練習をしていて、子ども達はみんな釘付けだった。
「Dちゃんもやりたい」と言っていて、「ゆりさんになったらやれるよ」と言うと、にっこり嬉しそうで、今から楽しみにしていた。
他の子ども達も「やりたい!」と言っていて、こういう憧れの気持ちがふくらんで行き、やがて自信につながって行くのかな、と思った。

年中組

◯運動会でする積木体操の練習を、子ども達がとても楽しそうにしている。今日は体操の積木を椅子にしてお始まりすることにした。
先生が手洗い場の様子を見に行ってお部屋に戻ると・・・さっきまで座って待っていた子ども達が、積木体操の最後の大技のだるまの練習をしていた。
やる気満々の子ども達。自由遊びや、お集まりの皆が集まるまでの時間に自由練習をしたり、子ども達が生き生きと練習する姿がとても嬉しい。

◯壁面飾りの自由工作で、ウサギを出した。
Aちゃんがすぐ興味を持ち、作り方を聞きながら完成させた。
とても気に入り、作り方をすっかり覚えていて、お家でも作って翌日園に持ってきた。
そして、他の子ども達も一緒にそのウサギに棒を付け、タオルかけに草を付けて劇の舞台にして、チケットを作って他のクラスのお客さんに入ってもらって、劇遊びをした。 子ども達にまかせたので途中出番が少なくなった子がいたり、話の内容がよく分からなくなったりしたが、自分達なりに楽しんでいた。
まだ続けるそうなので、先生も少し入って、皆でどう進めて行くかアイデアを出しあったりして楽しめたらと思う。
ウサギの壁面飾りが劇遊びにまで展開され、子ども達の発想の豊かさにワクワクする思いだ。

年長組

◯1時間以上外で運動会の練習をしていたが、皆よくがんばっていた。
お始まりのとき、ばら組が外で積木体操をしている姿を見て、「年中には負けられない」とか「カッコいいところを見せる!」とはりきっていた。集中力もついて来ているな、と感じる。
友達を上手に引っぱってくれたり、うまくできなくても責めずに手伝って一緒にやろうとしている姿が見られて、感心している。

◯帰りの会で騎馬を一組ずつ作って、他の子ども達に見てもらった。
Aくんははじめ「持ち上げられない」と言っていたが、周りで見ている子ども達から「Aくん頑張って!」と声がかかると力が入り、持ち上げることができた。
友達からの応援や拍手は、頑張る力になるんだなーと改めて感じた。

◯女の子達がままごとコーナーで遊んでいたところ、フォークを使いたくてやって来たBくん。
置いてあったフォークを一本取ると、女の子達が「あっ。ドロボウ!」 他の子ども達ならけんかになるのだが、Bくんは「じゃあ、僕がドロボウ役になる」と言って楽しく一緒に遊び始めた。
Bくんの柔軟性のある考え方に感心した。

園だより2012.9月

暑かった夏が終わって、秋の気配が少しずつ漂いだしました。
まだまだ暑さが残っていますけれど、時おり気持ちの良い秋風が吹く9月です。
長かった夏休みが終わり、いよいよ2学期がスタートいたしました。
皆さん、夏休みはどう過ごされましたか。
さぞかし楽しい経験をたくさん積まれたことと拝察いたします。
2学期は行事が多くて、とても忙しい学期ですけれど、お子さん達が爆発的に伸びる時期でもあります。
楽しみになさってください。 今年の夏は、ロンドンオリンピックの熱気がむんむんしていました。
競技のライブを観ながら、寝不足になってしまった方も多かったのではないでしょうか。
連日のメダルラッシュに日本は盛り上がりました。選手は、毎日の激しい練習に明け暮れた方々でしょう。
素晴らしい姿を見せていただきました。私は職業柄、人がどういう幼児期を過ごしたかに興味があります。
選手たちはどういう幼児期を過ごしたのでしょうか。
私は幼稚園に入って20年以上になります。
接したお子さんにオリンピック選手は出ていないようです。
が、プロのスポーツ選手や、全国大会に出ている選手はいます。
みんな幼児期からずば抜けて運動ができたという印象はありません。
性格も個性的だったり、素直だったり。ただ、運動が好きでした。サッカーがやりたいと、熱があっても幼稚園に行くと泣きながら訴えて、お母さんを困らせたお子さんや、家でケガして頭を数針縫った翌日に、汗びっしょりで走り回って注意されたお子さん等、色々思い出します。
きっと、皆、熱心に練習して上手くなっていったのでしょうね。 幼児には大きな可能性があります。
そして、どのような花が咲くか、目の前の小さな幼児からは見いだしにくいところはあります。
誰が、いつ、どのように伸びるか、一人一人違いますので、希望と愛情を持って日々接して行きたいものですね。