園だより2017年3月

 まだまだ寒さは残っていますが、日に日に春の気配が漂いだしてきました。卒園、進級の季節を迎え、温かい日差しや萌え出る新芽が、お子さん方を祝福しているようです。今、園ではひな祭りの練習の真っ盛りで、その後は卒園式の練習に入ります。卒園式で歌われる歌が園庭に響き始めると、もうすぐ卒園・進級です。

1・ ひかりひかり わたくし達は ひかりの子ども ひかりのように
   明るい子ども いつも明るく 歌いましょう

2・ ひかりひかり わたくし達は ひかりの子ども ひかりのように
   元気な子ども いつも元気で 遊びましょう

3・ ひかりひかり わたくし達は ひかりの子ども ひかりのように
   ただしい子ども いつもただしく はげみましょう

 卒園式で毎年歌われる歌は幾つかありますが、どれも幼稚園で大切に歌われてきている歌ばかりで、これはひかり幼稚園の園歌です。実はこの歌は讃美歌なのですが、創立者の想いにぴったりなので、いつしか園歌として歌われるようになったものです。いつも子ども達がとても大きな声で歌ってくれます。いつも明るく歌って、いつも元気で遊んで、いつもただしくはげむって、とても良いことですし、お子さん方はそのように育ってくれました。今は意味がよくわからなくても、きっとこの歌が、お子さん方の人生を豊かにしてくれることでしょう。

 お子さん方、ことに卒園して行く皆さんの将来に幸いあれと心からお祈り申し上げます。
 年度の最後にあたり、幼稚園にご協力いただきました保護者の皆様方に心より感謝申し上げます。有り難うございました。

一年を振り返って

◯4月からスタートしたちゅーりっぷ組さん。始めの頃はドキドキ緊張していたお友達も多かったようですが、回を重ねるうちに、ニコニコ笑顔が沢山見られるようになったり、「今日は幼稚園ある?」とお家でも楽しみにしてくれるお友達も増えました。また、「美織先生」と名前を呼んでくれた時、とても嬉しかったのを思い出します。年少さんになる前の小さい組さんで、ちゅーりっぷ組さんにとって初めてのことも多かったと思いますが、すぐそばで大好きなお母さんが手伝ってくれたり、見守ってくれたりしながら、できたことや成長を一緒に喜び合い、ちゅーりっぷ組さんはいつも笑顔で暖かい雰囲気のなかで活動できたように思います。幼稚園入園前のちゅーりっぷ組さんに一年を通して「幼稚園は楽しいところ」と伝えることができていたら嬉しいです。次はいよいよ年少さんになる皆が、これからもドキドキわくわく毎日期待を持って楽しく過ごせるよう願っています。一年間私自身もちゅーりっぷ組さんでとても楽しく、温かい気持ちで過ごすことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。        

◯進級し、ゆり組だけの特別な事に毎日わくわくしていた子ども達。グループ活動、お当番、木琴、ハーモニカ‥‥一つ一つの新しいことに目を輝かせていました。初めは先生が手伝いながら取り組んでいたことが、どんどん自分達で出来るようになり、一年でたくさんの力を付けていったと思います。新しいことを吸収することが早くなり、お楽しみ会の練習でもこんなにできるかなという先生の不安をはねのけるように、劇も合奏もすぐに覚えてゆき驚いています。この一年で、成長すると共に一人一人大きな自信をつけ、沢山素敵な姿を見せてくれました。お楽しみ会の練習は「楽しい!」と言いながら取り組んでいます。このクラスらしい、元気さや楽しい気持ちを出し、みんなで力を合わせて頑張りたいです。
                              
◯子ども達がこれから始まる新生活への期待に目を輝かせていた入園式。私も同じような気持ちでその日を迎えたことを覚えています。1学期はすみれ1組の子ども達と過ごしました。毎日少しずつ自分で出来ることが増えて、お友達との関係を作ってゆく姿がとても可愛らしく、そして頼もしいものでした。2学期からはゆり組でたくさんの思い出をもらいました。運動会での真剣な表情、クリスマス会での可愛らしい姿。一つ一つを大切に練習し、取り組んできた姿が今でも目に浮かびます。分からないことがあると、まるで小さい先生のように私に教えてくれた子ども達。1日1日そして沢山の行事を通して成長していく貴重な時間をともに過ごすことが出来ました。最後の発表会に向けて頑張っているゆり組さんと一緒に、残りわずかな時間を大切に過ごしてゆきたいと思っています。

◯二つのクラスが合わさって新しいお友達も増え、より愉快なクラスになったばら組さん。毎日楽しく過ごす子ども達ですが、成長と共にお友達と意見が食い違う等のトラブルも増えました。しかし、怒ったり泣いたりの経験をしながらも子ども達だけで解決する方法を見つけることができるようになり、お兄さん、お姉さんになったなと実感しています。最近は「格好良いゆり組さんになる!」と進級を意識しながら過ごしています。メリハリをつけて生活するのも上手になり、ステキなゆり組さんになってくれるだろうと期待しています。優しくて元気なばら組さんと過ごし、私自身学びのある楽しい一年になりました。これからも一人一人の個性を大切にしながら、仲良く過ごしていって欲しいと思います。
                               
◯ばらさんと過ごした一年はあっという間でした。一年を振り返ると、子ども達のできることが増え、身体的、精神的に成長し、そのすごさに驚いています。年中になると遊びのトラブルが増えますが、子ども同士で話し合い、さらに楽しくなるように工夫できるようになりました。三学期でばらさんと離れる期間があり、久しぶりに戻るとお帰りのシール帳を配る際、皆が集中している姿を見て、お兄さんお姉さんになったなと感じました。預かり保育では異年齢の関わりがあることで、縦割りのお友達が増え、遊びが発展し充実した時間を送ることができました。子ども達が笑顔で幼稚園生活を送れるよう友達を大切にし、色々な事を経験して欲しいです。                     

◯4月当初はお母さんからはなれることに不安そうにしていたり、泣いている子も沢山いましたが、今では元気いっぱい毎日笑顔の絶えないすみれ組。ちょっとのことでは動じない、強くてたくましい子たちになりました。初めの頃は「先生見て!」「先生やって!」だったのが、いつの間にかお友達同士で遊んだり、考えたり助け合ったりできるようになり、成長を感じます。仲間を大切にする優しい心と色々な事に楽しんで取り組むところがこのクラスの一番良いところ。私も皆と過ごしていて、毎日楽しくてワクワクしっぱなしでした。これからも沢山のことにチャレンジして、素敵なお兄さんお姉さんになって欲しいと思います。
                               
◯すみれさん一人一人の入園当初の姿を思い返し、今と比べてみると身体も心も成長している子ども達。すみれさんにとっても、私自身にとっても初めての事だらけの1年間は、本当にあっという間でした。一人一人が個性豊かで元気いっぱいの子ども達にいつもパワーをもらっていました。延長保育では通常保育では余り関わる事ができない子供とも遊ぶ事ができたり、異年齢で遊ぶ子ども達の遊びを見る事ができました。年長さんはお兄さん、お姉さんの意識が高く、遊びや延長保育全体を引っぱってくれて私自身も何度も助けられました。幼稚園生活でさまざまな事を経験して学び、成長してゆく子ども達の姿を見守ってゆけることを嬉しく思います。                          

◯すみれ2組さんと一緒に過ごした一年間は本当に多くの「できた!」の瞬間を見ることができました。お弁当の包みをなかなか一人で結べなかった子が一人で結べた瞬間、たいこ橋が怖くて渡れなかった子が最後まで渡りきれた瞬間、プロック等を貸せなかった子が「どうぞ」と貸してあげられた瞬間‥その瞬間の子ども達の達成感に満ちた嬉しそうな顔を見るたびに「この仕事をやっていてよかったな」と思うことができました。毎日できることがどんどん増えてゆく子ども達と過ごした日々は本当に楽しく、私自身も成長させてもらいました。これからも様々なことに挑戦し、たくさんの「できた!」を経験していって欲しいと思います。                             

◯入園当初は、おもちゃの取り合いや噛みつきなどが多くあり、先生が中に入る場面が多々ありました。しかし、今では「これ貸してあげる」と言ってまだ使い始めたばかりのおもちゃをお友達に貸してあげられる子もいて、子ども達の内面の成長に感心します。また、先生が中に入らなくても、子ども達同士で解決しようとする姿が見られるようにもなりました。延長保育では、ばら組さん、ゆり組さんのお兄さんお姉さん達と一緒に時間を過ごす中で、すみれ組さん同士の関わりでは見られない行動や遊びを見る事ができました。異年齢間の関わりの中で、子ども達がお互いに意識しあい、刺激しあえるようになっていって欲しいと思います。                            

 

園だより2017年2月

 とても寒い日が続きます。風がなければそうでも無いのですが、風が吹いた日には非常な寒さを感じます。ただ、子ども達は寒さも何のそので遊び回っています。寒さが大丈夫なだけではなく、冷たい水を使って色々工夫して遊んでいます。大人は水に触れるだけでも縮み上がってしまいますが、お子さんは大丈夫で、とても感心させられます。
 寒い中にも日は長くなってきており、春は確実に近づいています。間もなく、卒園・進級の時期です。一日一日が大切な宝物のような日々です。

 先日、昔遊びの会が行われました。毎年、地域のお年寄りの方々に集まっていただき、子ども達と一緒に遊んでいただきます。今年は、例年よりも男性が多く、コマ回しや紙飛行機作り、メンコなど男性的な遊びが多かったのですが、子ども達はとても楽しんでくれました。昔遊びは、形ややり方は単純ですが、それ故に深く、紙飛行機でも折り方を少し変えるだけで飛び方が全然違ってきたり、子ども達がこれほど夢中になるとは、とビックリいたしました。また、お年寄りの方々も子ども達と一緒に遊ぶ事をとても楽しんで下さり、年に一度では少ないのでもっとできないか?とお問い合わせいただいたりしています。後日、子ども達がお礼にお手紙を書いて、とても喜んでいただきました。

 お餅つきは、日本の文化を肌で感じてもらいたいという意味で続けています。昔から日本では、正月だけではなく神事や、お祝い事があるたびにお餅をついてお祝いしました。現代では切り餅の形で売られていますので、いつでも食べる事ができますが、餅米を蒸してお米の状態からお餅ができ上がる様子を見てもらう事も大切だと思います。そして、自分で手応えを感じながらお餅をつく。また、お父さん達やお母さん達が和気あいあいと、楽しげにお餅を作って行く姿も見てもらいたいのですね。お手伝いいただいた皆様、どうも有り難うございました。

保育日誌より
年少組
○朝から「お餅つき〜」と嬉しそうにしていていて、朝の支度もみんなとても早く、遊んでいる時もいつも以上にワクワクしていた。お餅は何人も完食して、苦手な子も皆一口は食べ、挑戦していた。Aちゃんはうまく噛み切れず、ずっと噛んでいたため、それだけでお腹いっぱいになってしまっていた。食後の自由遊びでは、砂場でバケツに砂を入れ、プラスチックの熊手を杵に見立ててぺったんぺったんお餅をついたり、その横に水を用意し、しおん先生がしていたようにお餅に水をつけて、かえす真似をしたりして遊んでいた。

◯今日はみんなでおもち粘土(小麦粉を水と少量の油で練ったもの)で遊んだ。「おもち粘土ちゃんを連れてきたよ」といいながらみんなに配ると、普段の粘土との違い(においや触り心地など)に気づいたようで、皆とても楽しそうに遊んでいた。粘土を伸ばしてピザにしたり、パン屋さんごっこをしている子もいた。Bくんは触り心地が気に入ったようで、ほっぺにスリスリしたりしていた。今回は最初に配り始めてから少し後に「おまけ」として追加のおもち粘土を配るやり方をしてみたのだが、そのこともあったからか全員一時間近く集中して遊んでいた。持ち帰れることを伝えると、みんな大喜びしていた。

年中組
◯お正月が過ぎ、「カルタやらないの?」「早くやりたい」と楽しみにしていた子ども達。今日やると伝えると、嬉しそうにしていた。皆ルールはよく理解しており、スムーズに行う事ができた。月齢の早いグループと遅いグループに分けたが、その中で得意な子は沢山とり、苦手な子はほとんど取れず。新幹線の札が欲しかったAくんは、先生に自分の前にその札を置いてくれるように頼んできて、それでも結局取れなかったりと色々あった。普段あまり目立つタイプではないBくんが優勝したのに驚いた子もいたようで、「Bくんすごい!」と注目されて嬉しそうだった。

◯お餅つきの日には朝からテンションが高かった子ども達。「いつお餅つきするの?」「何時?」と聞きにくる子も多く、楽しみにしている様子がよく伝わってきた。餅米を蒸したものを見せてもらった時には、「これがお餅になるの?」「すごい!」と興奮していたが、その後の準備(大人がついている時間など)が長く、飽きてしまう子もいたが、自分がつく番になると、少し緊張しながらもしっかりついており、昨年の様子からの違いに頼もしさを感じた。つきたてのお餅はおいしかったようで、普段はゆっくり食べているC子ちゃんも、今日は残せないと思ったのか、話したりふざけたりせずに大急ぎで食べていた。

年長組
◯郵便屋さんの店番や配達がとても嬉しい様子。朝の支度を終えると、何も声掛けしなくてもその日の当番の子がちゃんと店番をしている。時折、お客さんがいない時もあるので「遊んでてもいいよ。お客さんが来たら店番する、でいいよ」と伝えているが、皆「いや、ここにいたいから」と店番をする姿がかわいい。配達も早く行きたいからか、支度も早く終わらせて仕分けしにきていて、ワクワクする気持ちが伝わってくる。

◯お餅つき、みんな自分の力で杵を持ってつく事ができ、力がついたのだなと感じた。つくことももちろん楽しんでいたが、何より早く食べたいという気持ちが強すぎた。5臼目が終わり、部屋に戻るとお弁当箱の中にお餅が入っていて、すぐさま箸を持って食べようとする子多数。「まだ、お茶入れてな〜い!」と止め、食べる時の注意を話している時も待ちきれない様子の子が多く、「まだ、挨拶してな〜い!」と止め、挨拶をお当番に頼むと、食べたさのあまり、すぐさま「もういいよね?」と挨拶をしていた。あまりの食い意地に笑ってしまった。

◯ずっと楽しみにしていた凧あげ、とても喜んでやっていた。虹をを描いたり、こだわって描く子が多く、どれも素敵な凧になった。例年より凧がよくあがり、寒さに負けずに走り回っていた。先生が一番凧あげが下手で、子ども達に手伝ってもらったり、声がけしてもらったりして、もはやどちらが先生なのか分らない状態だった。

 

園だより2017年1月

  皆さんあけましておめでとうございます。
 2017年が皆様方にとってすばらしい年で
 ありますよう、心からお祈り申し上げます。

 皆さんはお正月をどのように迎えられたでしょうか?お子さん達にとっては、楽しいひととき。お年玉をもらっておせち料理を楽しんだりしたことでしょう。我が家では、久しぶりに仲間と荒川の河川敷で初日の出を迎えました。しんと澄み切った空気の中、芝生には霜がおりていました。徐々に茜色に空が輝きだし、山々が金色に縁取られた後現れた太陽は美しく、感動的でした。良い一年のスタートが切れたかなと思いました。

 私事ですが、今年は年男で、いよいよ還暦です。まだまだ若いつもりですが身体は衰えて来始めており、少しずつですが無理がきかなくなってきています。また、お子さん達を見る目も年齢のせいでしょうか、何よりも一人一人の幸せを願わされる今日この頃です。

 昨年のクリスマス会では、お子さん達が素敵な聖劇を一生懸命演じてくれました。そして数日後に行われた卒園生のクリスマス会では、卒園生の小学生が70人以上集まってくれて、幼稚園でのひとときを楽しみました。久しぶりの幼稚園で盛り上がってしまって少々にぎやかだったのですが、ロウソクと火を使うキャンドルサービスでは、神妙な顔でメッセージに聞き入っていた子ども達。体は大きくなっていますが、急に幼稚園児に戻ってしまう感じです。また、園庭では保護者の方々が楽しそうにお話をされていて、とても良い雰囲気でした。そして中学生、高校生、大学、社会人と経て、突然お子さんを連れてきてくれたりと、おじいちゃんになったような気分にさせられることもあります。幼稚園が、いつまでもお子さんや保護者さん方の心の故郷であってくれたらと願います。

 3学期は幼稚園生活の集大成で、あっという間に過ぎてしまう感じです。すぐに卒業、進級の時がやってきます。その間いくつもの行事がありますが、一つ一つを丁寧に過ごして行きたいと思っています。本年も教職員一同、精いっぱい保育に努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

絵本のすすめ

 色々なことを我慢したり、自分の意見と相手の意見を調整して、どのあたりを妥協点とするか、どれだけ継続して課題に取り組むことができるかといった非認知能力(社会的情動スキル)が、今は注目されています。これらの力が何となく大切だという認識は昔からあったのですが、子供が大人になって社会で活躍し、安定した生活を送ることができているかどうかといった視点から調査すると、小学校時代の学力以上に、その子供の将来と深く結びついている能力であることが近年明らかになってきて脚光を浴びるようになってきました。

 我慢をするには自分の思い、情動を切り替える力が必要です。4歳の子どもに切り替えの実験をしてうまくいかなかった子ども達に、どうすれば克服できるかを試したところ、同じことを何度も繰り返し練習することよりも、人に向かって説明することの方が高い学習効果があるという結果が出ています。

 他の子どもが使っているものを欲しい時にどうしても手を出してしまう子が、自分の気持ちを言葉で表すことができるようになると過激な言動が収まることは、保育の現場に携わる者にとって実感としてわかっていたことなのですが、状況を説明することができるようになることといった、場面や情景を言葉で表現することができる力が、非認知能力の世界にも大きな影響を及ぼしていることがわかってきています。

 絵本は子どもにとって最も大切な教材です。絵本の世界で描かれている情景、そこの登場する人の思いや感情を言葉で表現することを、大好きなお母さん達が語ってくれる絵本を通して子ども達は学んでいるのです。一日のほんの少しでいいですから、子どもと一緒に絵本を共有する時間を持っていただければ幸いです。

絵本のきほん

1・何のために絵本はあるの?
 楽しみのため。絵本は大人が子どもに読んであげるもの。小さなお尻をお膝に乗せて、お互いの温かみを感じながら絵本を開く。同じお布団に入って絵本を見上げ、物語の世界を旅する。忙しい毎日だからこそ、5分、10分の絵本の時間を持ってみてください。その温かい思い出は、親子の心の絆につながります。

2・絵本を買ったのに子どもが読んでくれません。
 繰り返しますが、絵本は大人が子どもに読んであげるものです。絵本は子どもが「耳で聞く本」です。大人が声にしてお話を届ける必要があります。信頼できる大人が読んであげてこそ、子どもは安心して物語の世界に入って行けるのです。読み聞かせのとき、大人の自分の対する愛情を感じ取っています。

3・読み聞かせたけど聞いていないように感じます。
 たとえ無反応でも、子どもはちゃんと聞いています。読み続ける事で子どもの聞く力が育ち、想像力が豊かになっていきます。

4・感情を出して読む?淡々と読む?
 上手に読む必要はなく、無理せず自然に読めばよいのです。子どもがお話について行けるように、様子を見つつ「ゆっくり」を心がけましょう。

5・書かれていない事を口に出しては駄目?
 テストのように「これは何?」と聞くと、物語の世界が崩れます。でも、子どもから「これな〜に?」と聞かれたら、どうぞ答えてあげて下さい。大人との双方向のコミュニケーションも絵本の大きな魅力です。

6・「よい絵本」を選ぶこつは?
 一つの目安として、その絵本が出版されてから、20年以上読まれているものがあげられます。長年愛される絵本では、子どもが感情移入しやすいよう物語が生き生きと巧みに描かれています。

 

園だより2016年12月

 寒い日が続きます。木々の葉はほとんど落ちて、最後に残るのが銀杏の葉です。まるで黄色いじゅうたんです。そしてこれが落ち切ると、大変だった落ち葉掃除はお仕舞いになります。
 園はクリスマス会の練習のまっただ中です。お子さん達は毎日練習をして、沢山歌を覚えたり、楽器を演奏したりしています。2学期の幼稚園活動を締めくくるクリスマス会です。今年もお子さん達はきっと素敵な聖劇を演じてくれることでしょう。

 ひかり幼稚園の聖劇は、聖書に忠実に演じられています。私は子ども達の演じる聖劇を見るたびに、深い感動を覚えます。
 私が聖書を初めて読んだのは、中学3年生の冬、学校に配付された聖書でした。受験勉強のプレッシャーの中、何となく読み始めた聖書でしたが、いつの間にか引き込まれてしまい、読みふけりました。両親は私が熱心に受験勉強をしていると誤解していたようですが、そうではありませんでした。何故あんなに読めたのか自分でも不思議です。苦しい勉強から逃げたかったからなのかもしれませんが、それだけではなかったと思います。クリスマスの夜、私はイエス様を救い主として受け入れました。
 やがて私はキリストの集会に通うようになり、結婚も伝道者の先生の紹介でした。まさしく、運命の分かれ道。あの時、聖書に触れていなかったら、きっと私は全く別の人生を歩んでいた事でしょう。
 数年前ですが、あるお子さんがひかり幼稚園を見て、「ここには、やさしい神様がいる」と言ってくれたそうです。私が目指している理想の園は、実はここにあるので、非常に嬉しかったのを覚えています。

 あれから45年、神様は今も伴って下さる事を感じつつ生かされる日々です。皆様の上に神様の豊かな祝福がありますように。メリークリスマス。

保育日誌より(お店屋さんごっこ特集)

年少組
◯何日も前からずっと楽しみにしていたお店屋さんごっこ。今日、登園してからもすごくテンションが高く、興奮気味だった。Aくんは「これ下さい」が言えず、買えないと言っていたが、初めの二個ぐらいを先生と一緒に買うと、その後は一人でどんどん買って、その後何回も「お金無くなっちゃったからちょうだい」と言ってきていた。Bちゃんは5分くらいでお金を使いきり、その後何度も何度も貰いに来たため、一度渡すのをやめると、品物を手に取りそのまま持って行こうとした。「Bちゃん、それだと泥棒になっちゃうよ?」と言うと、「だってお金がなかったんだもん!」と怒っていた。みんな積極的に買いに行っていた。レストランが大人気で、何人も長い間レストランで楽しんでいた。一つ10円だったが、自分が注文したものを友達とシェアして食べたりして、上手に楽しんでいた。

◯今日からお店屋さんごっこに向けて、すみれ組制作のトンネル作りが始まった。普段はどうしても細々となってしまう絵の具活動だが、今回は豪快に楽しんでもらいたく、スモックを着てズボンをまくり、裸足になって行なった。大きな段ボールに真っ黒な絵の具を塗ってゆき、段ボールがどんどん変化して行くのが楽しいようで、キャーキャー言いながら取り組んでいた。中には手足の汚れを気にしている子もいたが、先生が「いいから、いいから」と言って励ますと、また塗り始めた。片づけも約束を守ってしっかりと行なってくれたおかげで、無事終える事が出来た。

年中組
◯お店屋さんごっこの制作で、今日は大きい段ボールを絵の具で黒く塗った。裸足になって行ったので、皆思い切り黒く塗って楽しそうに取り組んでいた。最後に仕上げをしようと思ったが、ほとんど必要ないくらいムラなく塗れていて、筆の使い方も上手になってきたなと思う。翌日はクレヨンで絵を描いた。お店屋さんごっこのテーマの「宇宙」に関する絵を描いたのだが、皆とてもよく描けていて驚いた。星・月・地球等や宇宙人、ロケット、UFOなど、個性がとても出ていて良い作品に仕上がった。AくんやBくんは星の描き方にこだわり、きれいな形になるように。Cちゃんは「昨日テレビでやってた」と言いつつ星の輪を表現。DちゃんEちゃんは合作でロケットのえに飾りを書き込んでいて、各々が楽しみながら取り組むことができて良かった。

◯今日は待ちに待ったお店屋さんごっこ当日。皆、朝からハイテンションで登園してきた。「お始まりにするよ~」と伝えるとすぐに片づける子や「お始まりしてからお店屋さん?」と待ちきれない様子で聞きに来る子など、それぞれが楽しみにしている様子がおかしかった。お始まりでお金を配ると嬉しそうにお財布を握りしめながら皆目を輝かせていた。「いくらですか?」「これ下さい」の練習もとてもスムーズにできると、女の子から「買った後お店の人に『有り難うございました』って言うから、それも練習したら?」との提案もあり、お買い物の場面をよく想像できているんだなと感じた。

年長組
○お店屋さんごっこ当日。朝からわくわくしていて、やる気も満々。はじめのお客さんのすみれ組が来る直前までシーンとしていたが、Aくんが一番に「いらっしゃいませ~!」と声を出すと、一斉に声を出し始め、大盛り上がり。
 はじめはお客さんも遠慮がちで、レストランやお化け屋敷に人が来なくて戸惑っていたけれど、次第にお客さんが来るようになると、どのお店も元気よくやっていた。お金がない子に対して割り引きしたり、「これが欲しいの?」と声をかけたり、ゆりさんらしい姿が見られた。お化け屋敷はすみれ組さんが怖がる様子を見たBちゃんが「優しいお化け屋敷で~す!」と宣伝したり、先導してすみれさんを案内したり、下の子への思いやりや優しさが現れていて、良いなと思った。

○お店屋さん終了後、お客さんの見送りもほどほどに、おもちゃ屋さんの三人がすぐさま売上金を数えていて笑ってしまった。レストランの四人も、いつの間にかお金を数えていて「百枚以上あったよ~」と嬉しそう。どのお店も接客しているときから「こんなにお金たくさんになった!」と報告してくれて、売り上げにはとても喜んでいた。Cくんはこまめにお金を数えていて、面白かった。総売上は30人で分けて、お給料として一人ずつ渡した。”おこづかい”ではなく、働いてもらえるお金、お給料であることを伝えた。「ご苦労様でした」と渡すと、お辞儀をしたり「ありがとうございます」と受け取る子もいた。お店屋さんを通して達成感とともに、働く楽しさや大変さ、お金の重みも学んでくれていたらいいなと思う。

 

園だより2016年11月

 日が短くなり、朝夕の冷え込みに秋の深まりを感じる今日この頃です。落ち葉が園庭に舞い、お掃除が大変な季節になりました。運動会を終えたお子さん達は、運動会の余韻を楽しむようにリレーをしたり、マスゲームの「ブンブンパラダイス」や「エビカニクス」を踊ったりしています。学年に関係なく踊りますので、見ていてとても楽しく可愛らしいです。

 ゆり組は縄跳びが始まりました。跳んだ回数によって縄跳びに貼ってあるシールが増えて行きますので、子ども達はそれも励みにしています。すでに数百回跳んでいて、年によっては千回、二千回以上跳ぶお子さんもいます。時間にして30分以上跳び続けているので、大したものです。

 運動会で、お子さん達の成長を感じられた方は多いと思います。私が運動会で感心したのは、お子さん達が自己コントロールができるようになってきている姿でした。今まで一生懸命練習してきたのに、本番上手く行かくて、泣きそうになったお子さんが、最後は気持ちを切り替えて笑顔で終えることができた時、お子さんの成長を感じました。心の成長はこういう所からも見て取れますし、実は身体の成長より重要とも言えるのです。

 例えば挨拶を気持ちよく笑顔で行なうのも、心のコントロールの意味を持ちます。気分を害している時は、笑顔になりにくいものです。ですが、必要な時には気持ちを切り替えて笑顔で挨拶する。この切り替えは公私を理解し、自分の感情よりも相手の気持ちを優先することですので、精神的に成長しないとできませんし、そこから成長を見ることもできるのです。

 大人でも精神的に成長できていない人がいるくらいですので、放って置いて成長するものではありません。きめ細やかに伝えて行きましょう。決して強制することではありません。が、卒園までにできるようになれば良い位の気持ちで、笑顔で根気よく伝えて行きたいものですね。

保育日誌より

年少組
◯お絵描き。実際に競技や踊りをしてから絵を描いたことで、子供たちが楽しみながら絵を描くことができたようだった。「上手く描けない」と言う子もいなかった。一番多く描いていたのは、綱引きの絵だった。Aちゃんは「綱引きをしている時に魔法をかけたら果物が出てきたの!」と言って、実際にやったことにプラスして自分の想像したものも描いていて面白いなと思った。Bちゃんは「お父さんが応援しているの!」とエビカニクスを自分たちが踊っているだけでなく周囲の観客も描いていた。Cちゃんは自分だけでは無く友達を絵に描いていて、友達との仲が深まっていることが感じられた。

◯今日は壁面飾りのりんごと柿を作った。折り紙をどうやって折ったらよいか分からなかった子、アイロンのかけ方が分からなかった子も回数を重ねて行くうちにどんどん上手くなってきた。少し前までは「ただ半分に折る」事で精いっぱいだった子も「角を合わせて折る」「線の所まで折る」というところまで意識が届くようになっていて驚いた。やはり簡単なものでも良いので、折り紙に触れる機会を作るのは大切なのだなと感じた。でき上がった作品をこんたくんとぺんたくんが食べに行くとみんな嬉しそう。「美味しい?」「上手にできたよ〜」と話しかけていた。食べさせた後は、一人ずつ抱っこして壁の好きなところに貼り付けてもらった。中には飾ってある鳥に食べさせている子もいた。

年中組
◯運動会の前からゆりさんが練習しているのを見て、ずっとあこがれていたリレー。自由遊びでは何度か行なっていたけれど、今日は初めてクラス活動として行なった。最初に簡単にルールを説明してからスタートすると、走った子は後に並ぶ、等良く理解していた。今までゆりさんがやっている様子をよく見て学んでいたのだと感心した。リレー自体は皆楽しんで行なっていて、良い雰囲気で良かった。「またやりたい!」と言う子も多く、もう一度どこかで行なっても良いかな、と思った。また、楽しんで取り組む子、競争を意識して真剣に走る子、とそれぞれが違うモチベーションで参加している様子がよく分かった。まず、各自が楽しむことが大切かな、と思うので、今回は走るのが苦手な子も楽しむことができて良かったと思う。

◯今日はゆり組さんがドングリ拾いに行くため、ひかり幼稚園の中で一番お兄さんお姉さんなのはばら組さんだよ、と子供たちに伝えた。体操や自由遊びの時にすみれさんに優しくしてあげてね、と伝えると皆張り切っており、一日とてもかっこ良く過ごすことができた。「見本を見せる!」と言ってまっすぐ並ぶ子、すみれさんの手を優しく持って踊りをリードする子、遊びに誘う子、とそれぞれが思うかっこいい姿を見せてくれた。今まですみれさんのことを気にかけていても、ゆりさんのようには上手く面倒を見ることができなかった子ども達。今日をきっかけにもう少し関わりを持っていってくれたらと思う。

年長組
◯リレー練習で負けた赤組。Aちゃんは「勝つ作戦を考えてきた」と、バトンの渡し方のコツをみんなに教えたいと言いに来た。その気持ちや、勝とうとする前向きな心が気持ちよい。しかし今日はまた負けてしまい、悔しい気持ち。どうにか勝たせて自信をつけさせてあげたい。白組は反対に連続で勝ったことで余裕が出てきて天狗に。負ける経験もして悔しさも味わって欲しい。

◯リレー練習で昨日、一昨日と悔しい思いをしていた赤組が勝ち。とても喜んでいた。白組は悔し泣きをする子や落ち込む子。「それが昨日まで赤組さんが感じていた気持ちだよ」と話した。「今日も勝てる〜って気持ちでやってたでしょ」と聞くと頷く子も多く、「そういう余裕な気持ちでやってるから負けたんだよ」と伝えた。勝っていても油断したら負けることや、白組は悔しいなら次勝てるように頑張ろうと話した。

◯ドングリ拾い、とても楽しんでいた。色々なドングリを見つけては報告に来た。何人かがクルミを見つけると、「クルミ欲しい」と探す子多数。園長先生がクルミの落ちているスポットを教えると、みんなそこに群がっていた。クルミの皮のむき方を覚えたCちゃんが、みんなに教えており面白かった。「もう少しでドングリ拾いを終わりにします」と声をかけると慌ててドングリを拾いに戻る様子に笑ってしまった。

◯Dちゃんはドングリ拾いをしっかりやっていた。みんながクルミに夢中になる中ずっとドングリを拾っていて、「これはネックレスになるんじゃない?」「これはケーキの飾りになるんじゃない?」と良く考えているなと思った。「Dちゃん店屋さんの事よく考えてくれているね」と話すと、「だって、去年のゆりさんのこと思い出しているもん」と言っていた。目的をよく理解し、ドングリ拾いに取り組めているなと感じた。

 

園だより2016年10月

 朝夕めっきり涼しくなり、秋の気配が急に深まったような感じがする今日この頃です。山では紅葉の真っ盛りでしょうか、園の木々も色づき始め、季節の移り変わりを楽しませてくれています。

 幼稚園では、連日運動会の練習の真っ盛りです。今年は雨が多く、練習がなかなか外でできません。少ない晴れ間を見つけては外に出て、雨の日はさくらホールを使いながら皆で一生懸命練習をしています。練習はどんどん進みますので、一日でもお休みしてしまうと遅れてしまいます。また、練習は非日常的な動きですので、お子さんは心身共に疲労いたします。お家ではたっぷり休ませてあげてください。そして体調管理にお気を付け下さり、毎日元気に幼稚園に来ることができるようご配慮をお願いいたします。運動会当日には、お子さん達の精いっぱいの姿をご覧いただけることでしょう。どうぞお楽しみくださり、沢山応援してあげて下さいますようお願いいたします。

 先日、園の創立者で元園長でありました阿部孝先生が逝去されました。享年92歳、安らかなご最後でした。母の会の皆様方からはご芳志をいただき、まことに有り難うございました。心より御礼申し上げます。

 ひかり幼稚園は昭和28年に、神学校に通う阿部孝先生ご夫妻が、近所の子ども達を集めて始めたものです。そして阿部先生は60年以上にわたり牧師として教会を運営し、亡くなるまでいつも国のこと、園のこと、お子さん達のことを心にかけて祈り続けていてくださいました。
 ひかり幼稚園は、キリスト教精神を基として一人一人を大切に慈しみ育てるという基本理念を持っていますが、これは阿部孝先生が作り上げたものです。私たち教職員は、この精神を大切にして保育を行ってまいりましたし、今後もそうでありたいと願っています。

園日誌より

年少組
◯おじちゃん、おばあちゃんが来ると、恥ずかしそうにする子、飛び跳ねて喜ぶ子、玄関まで迎えに行く子、「うちのおばあちゃんまだ来ない」と心配する子など色々だったが、みんな嬉しそうだった。お始まりではおじいちゃん、おばあちゃんが笑顔で全員のこと(我が孫以外も)を見てくれ、手拍子や一緒に手遊びをしてくれたり、歌の後には拍手をしてくれたので、子ども達もとても嬉しそうだった。緊張で固まっていた子もいたが、さくらホールではしっかり体操をし、歌も歌えていた。自分のおじいちゃん、おばあちゃんが来なかった子も、みんな楽しんでいた。

◯今日は絵の具を使って(デカルコマニー)トンボの羽作りを行なった。作り方を伝えた時に「今日は紙の半分にだけ絵の具をつけるんだよ』と伝えると「色が付いていないほうはどうなっちゃうの?」と少し不安そう。しかし、紙を半分に折り、絵の具がくっつくと「うわーすごい!」「きれいだねぇ」という声が聞こえてきた。絵の具が大好きな子が多いので、一人ずつ名前を呼んで一緒に行なうと、とっても楽しそう。先生のお手本をまねする子、きれいに色を並べる子、色をつけること様々だった。でき上がったトンボを壁に飾ると、みんなとても嬉しそうにしていた。

年中組
○今日からばらさんに人参の皮むきをやってもらった。昨日のお帰りで子ども達に「やりたい人は早く来ること、先生はお母さんに言わないから、自分で伝えること」と伝えた。すると楽しみにしていた子が多かったのか、祝日をはさんだにもかかわらず早く登園する子が多くいた。しっかり保護者の方々に伝えることができていることを嬉しく感じた。そして、その皮むきは皆良くできていた。一緒にピーラーでむいたが「一人でできる!」「家で練習してきた!」という子もいた。「家のピーラーと違う‥」といっている子もいて、よく観察して意欲的に練習した様子がうかがえた。今日は登園時刻が間に合わなかった子や、「家で練習していないからやらない‥」と不安そうにしていた子も、次回にはできると良いなと思う。

◯朝からとむじいの手紙を見つけて、「見て、なんか手紙がある!」と気になっていた様子の子ども達。お始まりで読んでみると、毎月の約束事を決めて守って行くと、3月にはお花が咲く。そしてみんなが頑張ってお花が咲いたら、かっこいいゆり組さんになれるとのこと。「だから土があるんだ〜」「お花はいつ咲くのかな?」と楽しそうにしていた。お約束(目標)をみんなで決めないとと伝えると、「”お片付け”と言われたらみんなで片づけるは?」「お友達にも教えてあげる!」「みんなで力を合わせてお片づけする」等々。なかなか良い案が沢山出てきたので驚いた。また、普段の様子も話し合ってみると、Aちゃんが「トイレの時静かにする!」Bちゃんが「お弁当の時が一番うるさい!」等意見を出してくれたため、「お弁当やトイレの時、声の大きさに気をつける」に決まった。子ども達がみんなで決めたお約束。意識して過ごして行けたらと思う。

年長組
◯今日のリレー練習では赤組の負け。一度も抜かしたりすることなく負けてしまった。前回引き分けだった分、今回の負けはかなり悔しかったようで、A、B、Cちゃんは「悔しい」と泣いた。D君も悔しい気持ちがあったようで、「走る順番を変えたい」と、勝つ方法を考えたいということを直ぐに言いに来た。「悔しいと思った人は次に頑張る力がつく」ということ、「勝ったから油断していたり、負けてもいいやと思っていたら勝てないんだよ」という話を全体にした。赤組には「次は先生と一緒に勝てるように作戦会議しよう」と伝えた。この経験をきっかけに、仲間と団結する気持ちが高まって欲しい。

◯バルーンをやる前に、練習日数が残り少ないこと、このままじゃみんなに見せられないこと、一つ一つ本気でやろうという話をしたので、気合いの入った子はその様子が伝わった。一つ一つ技を確認し、音楽無しでやると以前より整うようになったが、音楽に合わせると慌てるようで、ごちゃつく所もある。声を出すと形がきれいになることが少し分かったようだが、まだ声を出していない子もいるので徹底したい。花火が少し上がるようになってきた。やってみてどうだったかを聞くと、「まあまあ良かった」が三分の一くらい「まだだめ」という子が半分くらいで意識の差がある。Eちゃんが泣きながらも何も言わず最後まで頑張っていた(バルーンが目に当たったらしい)。ガッツが出てきた。

 

園だより2016年9月

 残暑が厳しいですが、吹く風に心地良く涼しい秋の気配がただよい始めました。夏休みも終わり、二学期のスタートです。皆様、お子さん方と楽しい夏休みを過ごされたことと拝察いたします。二学期は行事が多く、お子さん方が心身共に大きく成長を遂げる時期でもあります。楽しみつつも見守ってまいりましょう。

 オリンピックが閉幕いたしました。日本のメダルラッシュには私も興奮いたしまして、睡眠不足がちでした。活躍した選手達の幼児期は、どうだったのでしょうか?とても興味があります。私の知る限り、卒園生でオリンピックに出たお子さんはいないようですが、幼稚園を20年以上見ていますと、色々な可能性を花開かせたお子さん達を見ることができます。学者、弁護士、医師、スポーツ選手等。その他市井の中で大切な役割を担っている方々、みんな頑張っているな〜と思わされます。
 今、力を発揮しているお子さん達の幼児期を思い出しましても、多くはごく普通のお子さんでした。きっと皆さんすごく努力をしたのでしょう。

 以前、テレビでイチロー選手がバスケットボールをしている姿を見たことがあります。こう言っては申し訳ないのですが、あまり上手とは思えませんでした。野球だけに特化した筋肉と動きになっているのですね。実は私はこれを見て感動いたしました。あれだけ活躍しているイチロー選手といえども、決してスポーツ万能の天才ではなくて、きっと人知れず汗を流す努力の人なのだろうな、と。

 子ども達には大きな未来が開けています。同時に、流す汗も大切なのでしょうね。私も、かくありたいものだと願わされます。

姿勢

 ひかり幼稚園が雑誌に載りました!「POSTURE しせいと生活」という雑誌の43号です。と申しましても、市販はされていないようで、園が助成をいただいた第一生命財団発行の雑誌です。インタビューの依頼をいただいた時にはどうしようかと思ったのですが、助成を受けたご恩もあり、お受けすることといたしました。助成で購入させいただいたキーボードを使って何ができるかな、とトライアルをしてみたわけです。

 雑誌の名前を見ても分かりますように、姿勢を重要視した雑誌です。読んでみて、随分勉強になりました。ひかりの子にはあまり姿勢の悪い子はいないと見ていますが、より意識する必要がありそうです。走り回ったり、色々遊ぶことが大切だと思いますが、椅子にきちんと座るように指導することも必要でしょう。姿勢の善し悪しは、内臓や身体の発達や集中力にも影響してくるそうです。

 雑誌にも書いていただきましたが、私は森信三先生という教育学者を大変尊敬申し上げております。その先生が申されますのに、姿勢を良くする「立腰」は「人間に性根を入れる極秘伝」と言い、また、「この一事をわが子にしつけ得たら、親としてわが子への最大の贈り物といってよい」ともおっしゃっています。

 立腰とは
  1.腰骨を立て
  2.あごを引き
  3.常に下腹の力を抜かないこと

 実は、これは武術の極意の姿勢でもあり大変重要視されています。皆さん、心掛けてみませんか?

 

園だより2016年7月

 暑い夏がやってきました。美しい緑の中、プランターに植えた野菜が大きくなってきました。子ども達は日に日に大きくなってゆく野菜を興味深げに見守っています。収穫した野菜はカレー給食の中に入れたり、浅漬けにしたりして食べます。苦手なものでも、園で収穫したものだと伝えると、子ども達はおいしいと食べてくれます。
 七夕お楽しみ会の練習は今が真っ盛りです。劇の練習、合奏の練習とお子さん達は毎日一生懸命です。どうぞ頑張っているお子さんを沢山応援してあげてください。

 今、イギリスがEUを離脱する事が話題になっていますが、EUを最初に構想した方のお母さんが日本人であった事をご存知でしょうか?お母さんは青山みつという方で、オーストリアハンガリー帝国の外交官であるハインリッヒ・クーデンホーフ・カレルギー伯爵と明治26年に結婚しています。みつは尋常高等小学校(今の中学校位)を出ただけの婦人で、伯爵は当時最高の知識人でした。7人の子どもに恵まれ、それぞれに立派に育ちましたが、次男リヒャルトがヨーロッパ統合に尽力された方です。

 さて、私がここで申し上げたいのは躾のことです。みつは子ども達に日本流の躾を行いました。それは、貴族の子弟のそれより厳しいものだったそうです。みつは庶民階級の出身でしたが、当時の日本では庶民階級でも子どの躾はしっかりしていたという事かと思います。実は、江戸時代の日本は子どもの天国といわれていました。親は子どもを可愛がり、幸せそうな子ども達に海外の外交官達はびっくりしています。きっと、可愛がることと躾けを行なうことは、両方とも大切なのでしょう。一見厳しいようですが、みつの子ども達は後にその事を非常に感謝しています。幼児期からでも、社会のルールの基本を大切に伝えてゆきたいものですね。

園日誌より

年長組
◯A君が女の子達のお姫さまごっこに一人入っていた。どうやら姫を守る犬役になっていたよう。「先生、守る役の人が少ないから入って〜」と言いに来たが、少しずつ男女で遊びが変わってきたり、女の子のごっこ遊びを嫌がる男の子の様子も出てきたが、一人の女の子に混ざって遊ぶ姿も可愛かった。特に嫌がりそうなA君が入っていたのも意外で面白かった。
 最近、B君やC君もままごとで遊んでいる。いつも女の子達が占領していてやりづらいようだが、女の子がいない隙を狙って遊んでいる。男の子で集まったりする事も増えたが、本当はこういった遊びもしたいんだろうな〜と思う。

◯合奏では前々から「この曲で合奏をやる」と伝えて♪◯◯を流していたので、曲に耳は慣れていたようだ。休むところは指示をしなくても休むようになり、入る所もカウントを取ると自分たちでリズムを取っており、初めて曲に合わせたが、思ったより出来ていたと思う。一人では全体の指示が難しいため、半分にわけて練習した。そのまま終わりにしようかと思ったが、「みんなで合わせてやりたい!」と声が上がった。子ども達が自分達で「やりたい!」と取り組める事は、とても良い事だと感じた。大太鼓を少し難しくしたが、1回目はAちゃんも苦戦していたが、全員で合わせた時は最後の取りづらいリズムが取れていた。最後の大太鼓とシンバルがばしっと決まり、他の楽器の子からも「おお!」と歓声が上がっていた。

年中組
◯A、B君、Cちゃんが外遊びをしていると花探しが始まった。A君は様々な色の花を探し、B君はタンポポ、Cちゃんはそれを探して二人に伝えに行くと、自然な役割分担を行なっており、成長を感じた。皆で協力して探し、色や形、種類などを沢山見つけては「こんなのもあった!」「これは白と黄色!」と盛り上がっていて、微笑ましかった。その後綿毛飛ばしを経て、私がドクダミの葉を皆に「匂いを嗅いでごらん」と勧めた。皆は「臭ーい」と言いながらも良い笑顔をしていて、楽しみながら様々な経験ができているのだな、と改めて実感した。

◯待ちに待ったプール。朝から「今日は入れる?」と聞いてきた。「今日は入れるよー!」と伝えると皆とても嬉しそうにしていた。朝のお支度が終わると、すぐにプールバッグを持ち「遊びよりも早く着替えたい!」と言っていて可愛らしかった。着替えはほとんどの子が先生の助けを必要とせず、すみれの頃との違いに成長を感じた。プールでは水をすくって顔をつける、水に口をつけて息を吐くなどを行なった。皆とても上手にできており、顔をつけるのを嫌がる子がいなかった事に驚いた。その後、トンネルをくぐる、おもちゃの貝殻を拾うなどをしてから自由遊びにした。自由遊びでは「トンネル作って〜」と言いに来る子、潜って泳ぐ所を見せてくれる子、友達同士で歩いて楽しむ子、など皆とても楽しそうにしていた。良い天気の中で思いきりプール遊びをする事ができて良かった。

年少組
◯園長先生との闘いごっこが始まった。A君は倒されても何度も立ち向かい、「泣いている子がいたら安全な場所に連れて行ってあげる!Aが守ってあげる!」と言っていた。また、友達と作戦を立てていた。B、C、D君は変身してから闘いに行っていた。AちゃんE、F、G君はブロックで武器を作って遠くから「バンバン」と言っていた。H君は初めは怖がり逃げていたが、2回目の時には闘いに参加。I君は何度も向かっていったが、少し怖いようで、なかなか近づけない様子が可愛かった。子ども達の性格がすごく出ていて面白いなーと思った。闘いごっこがとても楽しかったようで、「また後でやっつける」と言っていたので、「園長先生はいっぱいご飯を食べているから強いのかも」と言うと「えー、そうなの?じゃあ僕達もいっぱい食べて力つけるぞー!」と言って、いつもよりしっかり食べていた。

◯父の日のプレゼントの足型取り。何人か嫌がる子がいるかなと思っていたが、一人もおらずむしろ「早くやりたい〜」「気持ちいい〜」「温かい!」という声が聞こえてきた。スタンプの色は自由に選んでもらったのだが、自分の好きな色を選ぶ子、お父さんが大好きな色を選ぶ子と様々だった。母の日のプレゼントと同様に「お父さんには内緒ね!」と言うと、みんなニヤニヤしていた。A君はお迎えの時にお母さんに「今日は何をしたの?」と聞かれて「今日はお父さんのプレゼント、あ!何でもない!」と答えていてとても可愛かった。

 

園だより2016年6月

 6月に入りました。衣替えをして、いよいよ夏の到来です。暑い日が続きますので、体調に気をつけて乗り越えましょう。最近、体温調節がうまくできないお子さんが増えていると聞きます。あまりの暑さ寒さは健康を害しますので注意したいものですが、多少のそれは経験させてあげて、体温調節機能を十分に発達させたいものです。汗をかく、寒さに耐える等、人間として生きてゆくために必要な事ですので、心がけてゆきましょう。

 幼稚園に、新しく子ウサギが来てくれました。子ども達はとても可愛がってくれて、登降園の時餌を持ってきてくれたりしています。名前は、グレーのウサギなのでグレーテルとつけました。因に、茶色のウサギはチョコで、銀色に見えるウサギはシルバーといいます。以前、子ども達にウサギの名前を付けてもらったことがあったのですが、素敵だけれども覚えにくい名前がついてしまい、先生達も覚えられませんでした。だから、今ではシンプルに体色を名前にするようにしています。
 新しい生き物ではザリガニが来ました。早速水槽に入れて飼い始めましたが、何と夜中に脱走し、朝、先生や園児達の大騒ぎにびっくりしました。それはそうです。着替えようと思ったら、目の前をザリガニが歩いているのですから。皆で力を合わせて全部探して、水槽に戻しました。余り逃げるので田んぼに放してこようかとも思いますが、子供達は随分気に入ってくれていてじっと見て絵に描いたり、粘土でザリガニを作ったりと良い教育的効果もありますので、どうしたら良いか悩んでいます。今、園での朝一番最初の仕事は、ザリガニの数を数えて逃げていないかを確認することになりました。

 幼稚園では生き物を沢山飼っています。犬やウサギ、金魚やグッピー、ザリガニやアリ、カブト虫等、全て生き物を通して子ども達の園生活を豊かにしたい、情緒豊かに育ってもらいたいという願いからです。お子さんだけではなく、保護者の皆さんや弟さん、妹さんも登降園の合間に可愛がってくれている姿を見て、生き物を飼うのは大変なのですが、飼っていて良かったなとも思います。

園日誌より

年少組
○鳥の壁面作り。きちんと顔を描いている子が多く、びっくりした。また「描けない」と言う子もおらず、みんな自由に描いていた。KくんやRくんは虹の模様、HくんやHくんは色々な色を使ってぐるぐると描いていた。できあがり、先生が「先生のはピッピって名前を付けたんだけど、みんなの鳥さんは?」と一人一人に聞きに行くと、名前ではなく「男の子〜!」「女の子〜!」と返す子が多かった。先生が手を出し、「餌だよ〜」と言うと、鳥たちがチュンチュンとそこへ食べに来て、可愛かった。その後、子ども同士でも鳥たちで会話し始め、遊んでいた。
○今日は新聞紙を使って部屋で遊んだ。子ども達を集めて新聞紙を見せると「これ、お家にもある!」「お父さんが見てたよ」という声が聞こえた。一人一枚ずつ新聞紙を配った後、みんなで忍者に大変身。畳む術、広げる術など様々な忍法を使ってもらったのだが、しっかり先生の話を聞いて取り組むことができていた。最後に新聞紙をビリビリに破いて雨のように降らせてもらったのだが、みんなにこにこ顔で行っていた。袋で作ったお化けちゃんを登場させて「お腹ぺこぺこだからごはんちょうだい」と言うとものすごい勢いで新聞紙を食べさせてくれた。最後の最後まで一つ残らず拾うことができていた。最後にはお化けちゃんがてるてる坊主に変身して、「♪てるてる坊主」を歌って活動を終えた。

年中組
○お帰りの時(今までサプライズにしよう!等といいながら作ってきた)母の日のプレゼントを先生から受け取ってから降園するように伝えた。そしてプレゼントが入ったカゴを持ち、お迎えが来た子を呼ぼうと窓の方へ歩いた。すると、何人もの子が「先生ダメー、お母さんにばれちゃう」「早く隠して!」などと慌てていて、思わず笑ってしまった。部屋の隅でこっそり渡すと、身体の後ろに隠しながら玄関に向かったり、「お母さんに目をつぶってって言ってから行く!」と言っていたり、皆お母さんに驚いて(喜んで)もらおうと工夫をしてた。「可愛らしいなー」と思うと同時に、すみれの時より「母の日」という事を理解して取り組む姿が見られて成長を感じた。
○お弁当(給食)参観は、何日も前から皆楽しみにしていた。カッコいいところを見せる!と支度から頑張り、お母さんたちが部屋に来るとニコニコ笑顔で迎えていた。いただきますした後は、会話がほとんどない位もくもくと食べていて、普段との様子の違いに思わず笑ってしまいそうになる。最初は見られて緊張していたのもあったようで、慣れてくると少し会話をしながら楽しそうにしていた(普段に比べるとそれでも会話は少ない)。お母さんたちもお腹が空いたのでご飯を食べに行ってくると伝えると、皆名残惜しそうにしていたが、「バイバーイ」と見送ることができた。その後直ぐにいつも通りの皆に戻り、話したりおふざけしたりしていた。先生から注意されることもあったが、お母さん達に会えたことで気持ちが満たされたのか、嬉しそうに食べていた。

年長組
○今日から部屋に木琴を置いておき、遊び時間にも練習できるようにした。♪ドドドド〜を手拍子でやったり、木琴の表を見ながらエアーで練習していたので、実際に鳴らしてやって欲しいなと思い、出した。みんなやりたがっていたので、代わる代わる練習。自分から率先してやっている子は上手な子が多く、お帰りで「木琴が上手な子がいました!」と紹介し、♪ドドドド〜を発表してもらった。1・Aちゃん、Mちゃん、Hくん、Rくん。2・Mちゃん、Iちゃん、Kくん、Kくんにやってもらい、1のグループは特に上手。「こういうところが上手」ということを伝え、見本になってもらった。他児のことを見ることで「自分も!」とやりたい気持ちがもっと出てきて欲しい。全員で一気にやると、一人ずつはなかなか見られないので、形になるまでは毎日少人数で発表してもらい、教えて行きたい。
◯お友達と一緒にアリの巣を見ていたIちゃん。ふと、身体をかがめてアリの方に耳を傾けた。すると「お話聞こえないよ〜?」と。部屋で♪「アリさんのおはなし」を歌った時に「よく聞くと、アリさんの声が聞こえるのかも」と話していたので、声を聴こうとしたようだ。「♪小さな声だが〜♪って歌っていたから小さい声なんじゃない?」と伝えると、もっと耳を近づけ「やっぱり聞こえない〜」と言っていた。Iちゃんらしい可愛らしい場面だった。

 

園だより2016年5月

 新年度が始まって約一ヶ月が経ちました。新入のお子さん達は、最初の不安感がなくなってきたようで、満面の笑顔が見られるようになってきました。今は園に慣れて、楽しく通ってくれることが1番です。お子さん達は園で活動し、お友達と一緒に遊ぶだけでもかなり疲れていると思われますので、ご家庭ではたっぷり休ませてあげてください。また、色々幼稚園での話をしてくれると思いますが、共感しながら話を聞いてあげていただけたらと思います。今は話す内容が拙いですが、内容よりも話す意欲を育てることが大切だからです。お子さんの成長のためには色々心配りしなければならないことがあります。ご家庭と園で協力し合いながらお子さんの健やかな成長を心掛けて行けたらと願います。

 子育ては大変な仕事だと思います。保護者の皆様方がご苦労されているのはよく分かりますし、本当に頭が下がります。私には現在27歳から
20歳までの4人子どもがいますが、思い返せば子育てで気を抜ける時はありませんでした。実は成人となった現在も余りなくて、親として気苦労が絶えません。ですが、苦労の中にも大きな喜びがあるのも確かで、これは何ものにも代えがたいものだと思います。そしてご苦労はおありでも子育ての経験を積み、お子さんと一緒に成長して行かれる保護者様の様子を拝見できますことは、私達の大きな喜びとなっています。
 かつてある本で「親は子ども3人をきちんと育てることができたら、それだけで極楽に行ける功徳がある」と読んだことがありますが、恐らくその通りなのだろうと実感いたします。3人と言わず、きっと1人でもそうなのでしょう。健全な子育てのためには一人一人の子どもを理解し、将来への展望を持つことが必要ですし、自分の感情のコントロールも必要になります。上記以外にも子育てには沢山の功徳があるようですから、親にとって必要な人生修業だと思って良いかも知れませんね。

園日誌より

年長組
・運動会ごっこ。数名でAちゃんが指揮をとり、組体操をやろうとしていた。ピラミッドを作ろうとしていて、思わず止めたが、1段目の子達の姿勢がなかなかしっかり作れていて驚き。やるならまず一人でやる技から練習するように伝えたが、「じゃあ扇やろう」と三人組。どうしても団体技が良いらしい。やって見ると、意外とみんな綺麗にでき、これも驚いた。次はバルーン。風呂敷を四つつなげてほしいと言われ、バルーンに見立てていて面白かった。先生も参加しようとすると、「先生は中で立って!」とメリーゴーランドの中心を任されたり、「花火は?」と花火を作ったり、一つ一つの技をよく覚えていてびっくり。昨年度の音楽のハピネスを流すと大喜びで再現していた。外にいた子達も思わず部屋をのぞきに来ていた。あこがれて見ていた分、記憶に残っているようだ。その後もAちゃんが先生になり「ピーの後に(ヤアッ!)って言うのよ!」と鬼コーチのように組体操を指導していて面白かった。楽しみにしている運動会を想像しながら、大盛り上がりの女子達だった。

年中組
・ばら組になって初めての体操。緊張している子もいたが、森田先生が話し始めるとみんな楽しんでいるようだった。動物になり切る子や「先生よりも高く跳んだよ」と言う子等各々楽しみ方が違っていて面白かった。準備体操では上手にストレッチができず、困る場面も見られたが、先生が教えると直ぐに理解していて感心した。着替えは一人でできる子がほとんどだった。未だ手助けが必要な子もいるが、裏返しのシャツを直したり、きれいに畳んでしまったりすることができる子も多くいた。声かけを丁寧に行い、今はできない子も意欲的に行うことができるようにして行きたい。
・園庭探検。ペンくんからのプレゼントといって一人ずつ探検カードを配って、「中を見てごらん」と伝え、今日はペンくんが幼稚園のお庭探検ツアーに連れていってくれると伝える。外に出ると、「すみれの時やったー」という声もあったが、ペンくんと一緒に行くとわかると嬉しそうにしていた。探検中も先生が話し始めると皆話をよく聞き、しっかりとルールを守ろうという気持ちが感じられた。

年少組
・入園式後の初めての保育。朝の支度、トイレはばたばただったが、自由遊びではみんながしっかりと遊び、手遊びや体操も楽しそうに参加していた。片づけもとても上手で、自分の粘土はみんな自分で片づけようとしたり、ままごとも「どこに置くの?」と先生に聞きながら自分たちで片づけていた。先生が「集まって!」と声をかけると、全員が近くに集まり、話もよく聞いていた。体操の「魚がはねて」をすると、全員が笑顔になり、先生が一人一人ピョーンのところで抱っこをするとすごく嬉しそうにしていた。
・お帰りの会になると、それまで泣いていた子も笑顔になり、泣きやんで参加。シール帳の時には「はい!」と元気で返事をして取りに来てくれる。また、席が隣の子と話す姿も見られるようになってきた。
・少しずつではあるが、イスに座れば話が聴けるようになってきた。中には話が終わるまで先生の顔を見て聴くことのできる子も出てきてとても嬉しく思う。ほんの小さな変化も見逃さず、「今とっても上手にお話を聞けたね」等全体にも伝わるような声がけを心がけて行きたい。
・室内探検は始まる前にしっかりと約束をしたおかげか、勝手にどこかへ行ってしまうような子はいなかった。普段はいやいやが多いAくんが積極的に参加してくれた。探検中に、園庭で年中、年長さんが体操をやっており、みんな気になる様子。予定にはなかったがゆり組の部屋の前のテラスで見学させてもらうととても真剣に眺めていた。

ちゅーりっぷ組
・みんな園舍に入ると少し緊張している様子。話しかけると、母にしがみつきながらこちらを見ていた。一回目の今日は幼稚園が楽しいところだということを知って欲しいので、活動も全体的に簡単なものとした。もん太くんを使いながら声がけをしたり、園での簡単なルールを説明すると、どの子もみんなもん太くんに興味津々。母と一緒ということもあり、片づけもしっかりできていたし、体操も手遊びも楽しそうで、しっかりできていた。全体を通して、母も一緒に楽しめる活動にして行きたい。

 

園だより2016年4月

 ご入園、ご進級おめでとうございます。暖かな春の日ざしの中、期待に胸を膨らませた新しいお友達をひかり幼稚園にお迎えでき、心から嬉しく思います。皆さん、ようこそひかり幼稚園においでくださいました。

 新しく幼稚園に入ったお子さんは、もしかすると最初は不安感から泣いてしまったり不安定な気持ちになってしまったりするかも知れません。ですが、しばらくして幼稚園に慣れて、その楽しさを知り始めればきっと元気に幼稚園に通ってくれるようになる事でしょう。進級したお子さん達はお兄さん、お姉さんになったという自覚が生まれて、必ずや大きな成長を遂げてくれると思います。

 幼児期は、人生でもっとも大切な時期の一つです。この時期に、人間として生きる上での基本を身につけたいものです。基本的な生活習慣や生活のリズムが形作られ、遊ぶ事、食べる事、眠る事を通してどんどん成長して行きます。身体の成長だけではなくて、心も成長して行きます。どんなささいな小さな事でも、できたらほめてあげて下さい。そして無条件に可愛がってあげていただけたらと思います。ご両親や周囲の方々の愛情に包まれて、お子さんは心身共に健全に育って行くのですね。

 私達教職員も微力ながら、お子さんの健やかな成長のために力を尽くしてまいります。ご家庭と協力しながら、保育を進めて行きたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。