皆さんは「トイレの神様」という歌をご存知でしょう。
紅白でも歌われました。
“トイレには それはそれはキレイな 女神様がいるんやで だから毎日 キレイにしたら 女神様みたいに べっぴんさんになれるんやで” とてもよい歌で、感動された方が多い一方で、この歌詞について「本当かな?」と疑問を持っている方も多いようです。
でも、私は多分本当だと思っています。
べっぴんになれるかはちょっと判りませんが、きっと幸せにはなれるでしょう。 トイレ掃除をやっている方は著名人の中にも多いようです。
その一人は北野武氏で、次のように語っています。
「俺は、自分の好き勝手やっているだけで、人よりも才能があるとは思えない。しかし、テレビ番組をやっても、小説を書いても、映画を作っても、絵を描いても、なにをやっても評価されてしまう。 おかしい・・・。
よく考えても、自分の才能でそれらをやれるわけがない。ただ、心当たりが、たった一つだけある。
それは、若いころに師匠に『おい、たけし、トイレはキレイにしておけ、汚いトイレを使ったら、 掃除をしておけ。トイレさえきれいにしておけば、この芸能界で食いっぱぐれることはねぇ』と言われてから、30年以上ずっとトイレ掃除をやり続けてきた。
自分の家だけでなく、ロケ先や公園、ときには隣の家のトイレ掃除もした。
オレが成功しているのは、トイレ掃除のお陰かもしれない!」 私が尊敬する鍵山秀三郎氏は、トイレ掃除で倒産寸前の企業や荒れている学校を幾つも立て直しています。 どうしてそうなるかは分かりません。
ですが、多くの現実を見るときに、不思議な思いがいたします。
やってみて初めて分かる世界です。
トイレ掃除のこつは、次の通りだそうです。

○素手で行う(雑巾やたわしは使います)。

○無心になって行う。

○毎日行う。

実は、日本の再生はこのような小さな行動から始まるのではないかと、私は期待を寄せているのです。