園より
幼児教育とは何でしょうか?これは大変難しい質問です。
皆さんはどうお考えになりますか。 幼児教育とは、小学校へのステップ程度のものではありません。
お子さんの全人生を貫く基礎を育むことだと思っています。
◯豊かな感受性
◯向上してやまない意欲
◯仲間とともに生きてゆく社会性
これは、基礎であり土台であり、その上に一人一人が人生という建物を築き上げて行きます。
一つとしてゆるがせにできません。この点が育っているか否かで、思春期からの伸びが大きく違います。
上記を育てるための遊びであり、躾です。 たくましく、どのような環境でも意欲を持って人を助け、豊かな感受性をもって仲間とともに生き抜いて行く。
社会の中で生きる人間として、価値を創造し、社会を進歩発展させて行く。
このような力強い生き方の芽が、幼児期の無我夢中の遊びやいろいろな活動、きちんとした躾の中にはあります。
この芽を認め、育てるのが肝要だと申し上げてよろしいかと思います。
幼児と接するには心を込めたいものです。愛情を注ぎ,スキンシップをとり、できるだけ会話をして、お手伝いや家事も一緒に。
仕事を分かち合って共に生きる。
お友達や先生と遊ぶ。何かに挑戦する時は手は出さないけど視線は注ぐ。こういう地道ではありますが、着実な歩みがお子さんの健やかな成長に必要なことです。
教育は人だと言われていますが、まさしくその通りだとしみじみと感じます。
その人さえいるならば、どのような場所、たとえ何も無い場所でもすばらしい幼児教育が成り立つでしょう。
園の環境は限られたものですが、その中で私達教職員は、お子さんの健やかな成長のために精一杯日々努め、励んでいます。